【エクセル】日付を自動更新できる関数|1秒で毎月更新できるカレンダーの作り方も紹介

エクセルで日付を自動更新したいときは、TODAY関数(トゥデイ関数)を使うと便利です。

この記事では、TODAY関数で日付を自動更新する方法を解説するとともに、DATE関数(デイト関数)で簡単に作れる、毎月1秒で日付を更新できるカレンダーの作り方を解説します。

この記事ではExcelCamp講師が研修で実際に説明している手順に沿って、内容を解説いたします。

ExcelCampはExcel初心者・苦手な方のための研修です。
・たった1日でExcel操作が「激変」します。
・講義中に反復練習するから、その場でExcelが得意になります。
・延べ10,000名以上が参加し、満足度は9.71(10点満点)です。

目次

ショートカットキーの表記について

ExcelCampではショートカットの表記を以下に統一しています。

・「&」は同時に押すショートカットです。たとえばCtrl&Cなら、Ctrlキーを押しながら同時にCキーも押すことで発動します。

・「+」は順番に押すショートカットです。たとえばAlt+E+Lなら、Altキーを押した後に一度指を離し、ELキーをそれぞれ順番に押すことで発動します。

日付を自動的に表示する関数(TODAY関数)

日付の自動入力には、TODAY関数が便利です。

まず、日付を入力したいセルに移動します。今回はA1セルに日付を入力してみましょう。

日付を表示させたいセル上で、=TODAY(と入力します。

()の中には何も入力せず、そのままEnterキーを押します。
)も入力不要です。

今日の日付が自動的に表示されました。

この関数は、PCの内蔵時計を参照して日付を表示する仕組みになっているので、日付が変わると表示される日にちも自動的に切り替わります。

ExcelCampはExcel初心者・苦手な方のための研修です。
・たった1日でExcel操作が「激変」します。
・講義中に反復練習するから、その場でExcelが得意になります。
・延べ10,000名以上が参加し、満足度は9.71(10点満点)です。

日付を一瞬で入力するショートカット(Ctrl&;)

実は、Ctrl&;(セミコロン)のショートカットを使えば今日の日付を一瞬で入力できます。

日付を表示させたいセルに移動します。
今回もA1セルで試してみましょう。

A1セル上で、Ctrlキーを押しながら;キーを押します。

今日の日付が表示されました。

ExcelCampはExcel初心者・苦手な方のための研修です。
・たった1日でExcel操作が「激変」します。
・講義中に反復練習するから、その場でExcelが得意になります。
・延べ10,000名以上が参加し、満足度は9.71(10点満点)です。

TODAY関数とCtrl&;の違いは「日付が自動更新されるかどうか」

TODAY関数Ctrl&;は、どちらも日付を自動的に入力できる便利な機能です。
その違いと使い分けについてご説明します。

TODAY関数Ctrl&;の違いは「書いた日付が自動的に更新されるかどうか?」です。

TODAY関数:書いた日付が自動的に更新される
Ctrl&;:書いた日付が自動的に更新されない

TODAY関数はタスクの日数計算や社員の入社年数など、今日を起点に計算したいものに使うと良いでしょう。
Ctrl&;はカレンダーや見積書、請求書など、日付をそのまま残しておきたいものに向いています。

1秒で更新できるカレンダーで毎月の作業を楽に!

営業日カレンダーやシフト表など、エクセルでカレンダーを作る機会は多いですよね。
でも、毎月手動で月日を更新するのはすごく手間がかかります。

ここでは、毎月簡単に更新できるカレンダーの作り方をご紹介します。
難しい関数は不要で、DATE関数のみで簡単に作れるカレンダーです。

  • DATE関数の書き方
  • 更新1秒!カレンダーの作り方

について、順にご説明します。

DATE関数の書き方

DATE関数は「年」「月」「日」をそれぞれ指定して、日付データを作る関数です。

「年」「月」「日」が分かれているリストから、日付データを作成したいときに使えます。

書き方も簡単です。
まず、=DATE(と入力します。

次に、「年」「月」「日」をそれぞれカンマで区切って入力します。
下図では直接「年」「月」「日」を入力していますが、セルを選択して入力もできます。

Enterキーを押すと、日付データに変換してくれます。

この関数を使うと、毎月簡単に更新できるカレンダーが作れます。

ExcelCampはExcel初心者・苦手な方のための研修です。
・たった1日でExcel操作が「激変」します。
・講義中に反復練習するから、その場でExcelが得意になります。
・延べ10,000名以上が参加し、満足度は9.71(10点満点)です。

更新1秒!カレンダーの作り方

まず、カレンダーを作成したい「年」と「月」を入力します。
下図の場合、「年」はA1セル、「月」はA2セルに入力されています。

カレンダーの1日にあたるA5セルには、=DATE(A1,A2,1)と入力します。
「年」と「月」はA1セル、A2セルを引数に使い、「日」は1を直接書きましょう。

2日にあたるA6セルには、先ほどの1日のセルに1日追加して表示されるよう、=A5+1と入力します。
日付データは数値のように計算できるので、このような入力が可能です。

次に、A6セルに入れた数式を、日付を入力したい範囲のセルにコピーします。
下方向へのコピーにはCtrlDのショートカットを使うと便利ですので、使い方をご紹介します。

まず、A6セルを起点にして、日付を入力したい範囲を選択しましょう。
カレンダーなので、31日分のセルを選択する必要があります。
A35セルまで選択してください。

この状態でCtrlキーを押しながらDキーを押すと、A6セルの数式を一気にコピーすることができます。

カレンダーが作成できました。

7月から8月にカレンダーを更新したいときは、「月」を8月にするだけで、カレンダーの日付も一瞬で全て更新されます。
このカレンダーは一度作ってしまえば、毎月更新しながら使っていけるのでとても便利です。

「月」によっては、月末の表示を増減させるなどの調整が必要になります。

上記のカレンダーでは曜日も「月」が変わると自動的に更新されるようになっています。
曜日の自動更新もしたい!という方は、下記の記事もぜひご覧ください。

さらに、上記のカレンダーでは土曜と日曜がグレーになっています。
これも、「条件付き書式」の機能を使うことで簡単に設定可能です。
下記の記事で紹介していますのであわせてご覧ください。

最後に、日付のコピーで使ったショートカットCtrl&Dはエクセルの効率を上げるのに必須ですので、ぜひ覚えておくと良いでしょう。
詳しくは、下記の記事で解説しています。

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