ChatGPTの文章が途中で止まる原因と対処法を解説

「ChatGPTからの回答文章が途中で止まって困っている」「ChatGPTの回答が止まった場合の対処法が知りたい」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。

そこで、本記事ではChatGPTの文章が途中で止まる原因と対処法を解説します。
ChatGPTからの回答が途中で止まることが多い場合は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

ChatGPTとは?

ChatGPTとは、OpenAI社が提供するテキスト生成系AIツールです。

日本語や英語などの「自然言語」を使ってAIに指示を出し、人間と対話しているかのような文章で回答結果を入手できます。

ChatGPTででできること・できないこと

今までAIツールを使うには専門的な情報が必要でしたが、ChatGPTは高度な知識がなくても誰でもAIが使えます。
ChatGPTの詳しい概要や仕組みを知りたい場合は、以下の記事も読んでみてください。

また、有料版(Plus)のChatGPT-4と無料版のChatGPT-3.5では、利用できる機能や精度に差があります。
詳細が気になる方は、以下の記事も参考にしてみてください。

ChatGPTの文章が途中で止まる原因

ChatGPTは近優れたツールではあるものの、回答出力時に文章が途中で止まってしまうことがあります。
ChatGPTの文章が途中で止まる原因として考えられるものは、以下4つです。

ChatGPTの文章が途中で止まる原因4つ

・ChatGPTの回答文章が長い
・ChatGPTにアクセスが集中している
・ネットワーク環境が不安定
・PCのスペックに問題がある

それぞれ見ていきましょう。

原因1:ChatGPTの回答文章が長い

ChatGPTの回答文章が長すぎると、回答の表示が途中で切れるケースがあります。
明確な数値は公表されていませんが、ChatGPTの出力や処理できる文章の長さには限りがあるため、制限を超えて回答出力しようとした際、回答文章が途中までの表示となってしまいます。

一度に多くのことを尋ねるのではなく、段階的に質問するとChatGPTの回答文章が長くなりすぎるケースを防げるでしょう。

原因2:ChatGPTにアクセスが集中している

利用者数が増えてがChatGPTにアクセスが集中する場合、ChatGPTのサーバーへの負荷がかかります
そのため、回答生成速度の遅延や時間切れが生じ、回答が途中で止まることがあります。

ChatGPTの利用者数によってサーバーへの負荷が変動するため、新しい機能が追加されたタイミングや他のユーザーが使いそうな時間帯は避けてChatGPTを利用するのがおすすめです。

また、サーバーに負担がかかり障害が起きるケースもあります。
障害状況はChatGPTの公式サイトから確認が可能です。

原因3:ネットワーク環境が不安定

ネットワーク環境が不安定な場合も、ChatGPTの回答文章が途中で止まる恐れがあります。

クラウドサービスであるChatGPTは、ユーザーの対話内容をサーバーに送った後に返信を待つ過程が不可欠です。
そのため、安定したネットワーク環境がないと、サーバー上のやり取りに支障が出てChatGPTの回答が途中で切れてしまいます。

PCのWi-Fi環境やスマートフォンのキャリアの通信環境を整えてから、ChatGPTを使いましょう。

原因4:PCのスペックに問題がある

PCのメモリや性能が不足していたり、ハードウェアに不具合などがあったりと、PCのスペックに問題がある場合もChatGPTの文章生成が途中で止まる原因となります。

ChatGPTを使うためには、PCに計算できるリソースが必要になるため、PCのスペックに問題があると回答が止まりやすくなるでしょう。
バージョンアップや新機能追加時には、特に不可がかかりやすいことが想定されるため、PCのメモリが十分になければ、ChatGPTをスムーズに使えない可能性があります。

ChatGPTのその他のエラーが気になる場合は、以下も記事も参考にしてみてください。

ChatGPTの文章が途中で止まる場合の対処法

ChatGPTの文章が途中で止まる場合の対処法は、以下7つです。

ChatGPTの文章が途中で止まる場合の対処法7つ

・プロンプトに「続き」と入力する
・回答途中の最後の一文字を入力する
・「Regenerate」をクリックする
・回答する文字数を指定する
・英語でプロンプトを入力する
・ChatGPT Plus(有料版)を利用する
・PCのスペックや通信環境を確認す

それぞれの対処法を確認していきましょう。

対処法1:プロンプトに「続き」と入力する

ChatGPTの回答文章が途中で止まった場合、同じチャット内であれば「続き」と入力することで、前の文章に続けて回答を生成してくれます。

別のチャットで「続き」と入力しても、止まった文章の続きの回答生成はされないため注意しましょう。

ChatGPTの回答例

対処法2:回答途中の最後の一文字を入力する

ChatGPTの回答途中の文章の最後の一文字を入力することで、途切れた回答の続きから生成されます。
使い方は、以下の例のとおりです。

ChatGPTの回答例

対処法3:「Regenerate」をクリックする

ChatGPTのチャット内に表示される矢印「Regenerate」ボタンをクリックすると、今までの対話内容をベースとして、文章の生成を再開します。 

回答が途中で止まった場合だけでなく、回答内容をさらに生成し直してほしい場合にも使えるボタンです。

ChatGPTの回答例

「Regenerate」をクリックすると、以下のように回答が表示されます。

対処法4:回答する文字数を指定する

文字数を指定するのも、ChatGPTの回答文章の長文化を防ぐのに有効な手段の一つです。

「回答文字数は500字以内でお願いします」と明確な数字を用いて指定したり、「簡潔に箇条書きで回答してください」など回答文章が短くなるよう条件を指定したりするのが効果的です。

対処法5:英語でプロンプトを入力する

ChatGPTは、英語での対話だとスムーズな回答生成が可能です。
ChatGPTの回答のベースである学習データは英語が使われているデータが多いため、日本語を使うととChatGPT内で質問内容を理解するために必要な翻訳の手間がかかっていまいます。

英語に抵抗がある場合は、インターネット上の翻訳サービス「Google翻訳」「DeepL」を利用すれば簡単に英語で質問ができます。

対処法6:ChatGPT Plus(有料版)を利用する

ChatGPT Plus(有料版)は、無料版のChatGPTと比べると使用量や回数の上限に余裕があります
そのため、ChatGPT Plus(有料版)を利用すると、無料版のChatGPTよりも出力できる回答文章量が多くなり、回答途中での文章停止を防げます。

ChatGPT Plus(有料版)はユーザーが質問できる量や使用時間の制限を気にせず、スムーズにChatGPTの回答が得られるため、使用頻度が多い場合は有料版を使用するのがおすすめです。

ChatGPT-4が利用できるChatGPT Plus(有料版)と、ChatGPT-3.5のみの利用に限られる無料版ChatGPTでは、使える機能や回答の精度が異なります。
ChatGPT Plus(有料版)をもっと詳しく知りたい場合は、以下の記事も読んでみてください。

対処法7:PCのスペックや通信環境を確認する

ChatGPTの文章が途中で止まって、上記の対処法を試しても回答が生成されない場合、PCのスペックや通信環境に問題があることが考えられます。

その場合は、PCのメモリを十分に確保し、安定した通信環境を整備する必要があります。
PCを購入して年数が経っていたり、使用制限があるWi-Fiを契約していたりすると、最新バージョンのChatGPTに対応できないケースがあるため、注意しましょう。

どうしてもChatGPTの文章が生成できない場合は?

紹介した対処法を実践しても、途中で止まった回答が生成されない場合もあります。
この場合は、時間空けてChatGPTにログインして新しいチャットで質問し直したり質問の仕方を変えたりして、ChatGPTが文章生成しやすいよう工夫してみてください。

ChatGPT研修「BotCamp」の特徴

BotCampバナー

わたしたちが提供する「BotCamp」は、ChatGPT研修の使い方を初心者から学べる研修です。

・日々登場する新しいAIツールやGPTsに、インプットが追いつかない
・AIツールの選択肢が多すぎて、自分にとって最適なツールを見つけられない
・生成系AIが仕事にどう役立つのか、あまりイメージできない
・すでに業務にAIを取り入れているが、使い方が適切なのかわからない
・時間をかけて学習しても、投資対効果がよいのか分からない
・プロンプトエンジニアリングって難しそう。とっつきづらく感じている

このようなお悩みをお持ちの方におすすめです。

BotCampの特徴1:プロンプトを難しく考えずシンプルに捉える

生成AIからのアウトプットの質を高めるコツは、指示文を「端的に・具体的に」書くことです。

だらだらと長く書く必要はありません。プログラミングやシステムエンジニアリングのように、用語めいた難しい言葉を使う必要も一切ありません。

プロンプトエンジニアリング」と聞くとやや学術的で高度な技術的理解が必要な印象を受けるかもしれませんが、Prompt Simpleという考え方で、誰でも最小限の労力で最大限AIパワーを活用する方法をお伝えします。

BotCampの特徴2:便利なGPTsを厳選して紹介

GPT storeにて日々増え続ける膨大なGPTsのうち、業務改革のインパクトが大きく重要なGPTsを厳選して紹介します。

業務の種類ごとに、どのGPTを使うべきか自分で考え判断できる応用力を身につけることができます。

BotCampの特徴3:Advanced Data Analysis(旧Code Interpreter)で「一億総データサイエンティスト」に

CSV、PDFなどのデータをアップロードした上で、ChatGPT上でPythonのコードを生成・実行できる機能「Advanced Data Analysis」を活用し、高度な専門性がなくても誰もがデータサイエンティストのようなモデル作成、データの予測ができるようになります。

BotCamp開催概要

開催日程研修内容ページを確認
研修時間9:00~17:00もしくは10:00-18:00
開催形式対面のみ(オンライン参加不可)
会場水道橋開催の場合
コンフォート水道橋
東京都千代田区神田三崎町2-7-10 帝都三崎町ビル 2階,5階
https://www.relo-kaigi.jp/comfort-suidoubashi/access/

神田開催の場合
BIRTH KANDA
東京都千代田区神田錦町1-17-1 神田髙木ビル7F
https://birth-village.com/
備考・ChatGPT(GPT-4)が入ったWindowsPCをお持ちください
・推奨のOSはWindowsです。Macでの受講はご遠慮ください。
・セキュリティ上ChatGPTが使えないPCでの受講はご遠慮ください。