Bing AIとは?ChatGPTとの違いも解説|メリットと活用事例まで

AIの技術が発展している昨今、注目すべきなのは「ChatGPT」だけではありません。
現在、ChatGPT機能を搭載している、AIと対話可能な検索エンジン「Bing AIがMicrosoftからリリースされています。

話題になったChatGPTは使ったことがあるものの、Bing AIの概要や使い方までは把握していない人も多いのではないだろうか。

そこで、本記事ではBing AIの概要のほか、Bing AIとChatGPTの違いBing AIの使い方を解説します。
最後に紹介する、Bing AIの活用事例使用する際の注意点もぜひ参考にしてみてください。

目次

Bing AIとは

Bing AIとは、AIと対話できる検索エンジンのことです。
Microsoftの検索エンジン「Bing」に、ChatGPT-4の機能を搭載したAIチャットが組み込まれています。
AIとの会話や質問を通じて、AIがWeb上から情報を検索してくれるのが特徴です。

Bing AIはアカウント登録すれば無料で使える

Microsoftのアカウントを登録しログインすると、無料でBing AIが利用できます。
こちらのページから、以下の手順で新規アカウントの作成が可能です。

まず、Bingのホーム画面右上の「サインイン」を選択してください。

Bing AIとは?ChatGPTの違いも解説

次の画面で「作成」を選択してください。

持っているメールアドレスを入力し、「次へ」をクリックしてください。

名前を入力し、「次へ」をクリックしてください。

居住地域・生年月日を入力し、「次へ」をクリックしてください。

入力したメールアドレスに届いているコードを入力し、次へをクリックすればアカウント登録が完了します。

また、Bing AIは以下のブラウザやアプリで使えます。

Bing AIが使えるブラウザやアプリ

・PC用ブラウザ「Chrome」(Windows、macOS)
・PC用ブラウザ「Edge」(Windows、macOS)
・スマートフォンアプリ「Microsoft Bing 検索」(iOS、Android)

Bing AIが気になる場合は、現在使っているブラウザやアプリから利用してみるのがいいでしょう。

Bing AIは日本語に対応している?

Bing AIは、ChatGPTと同様、日本語に対応しています。
また、Bing AIの画像生成ツール「Bing Image Creator」も日本語で利用可能です。

Bing AIの仕組みとは

Bing AIには、ChatGPTの大規模言語モデル(LLM)「GPT-4」が用いられています。
ChatGPT-4は大量のテキストデータはもちろん、画像・動画などのさまざまなのデータを学習しています。
さらに人間との対話により学習強化を図るため、ChatGPT-4は精度の高い回答生成が可能です。
そのため、人間のようなスムーズな会話や文章の生成、プログラミングコードの生成やチャート分析などの作業ができます。

ChatGPTの仕組みが気になる場合は、以下の記事も読んでみてください。

Bing AIとChatGPTの違い

Bing AIとChatGPTの違いを、以下の比較表から見てみましょう。

Bing AIとChatGPTの比較表

比較項目Bing AIChatGPT-4
※プラグインなどの追加機能あり
料金無料月額20ドル
情報の新鮮度最新情報最新情報
回答の精度
回答の速度
作業できるタスクレベル中レベル高レベル
動画・画像での対話
会話のスムーズさ
参照元の提示
回答する回数の制限
(1トピック当たり)
30回
プラグイン機能
インタラクトできる
アルゴリズムの豊富さ
アウトプットできる
アルゴリズム形式の豊富さ
他サービスとの連携
Edgeブラウザとの連携×
データセキュリティとプライバシー保護

Bing AIの最大の特徴は、無料でChatGPT-4を利用できる点です。ChatGPTでChatGPT-4を使用したい場合は、有料版に登録する必要があります。

ただし、Bing AIを利用する際は、ChatGPT-4より回答の精度や速度が劣ることを踏まえて使いましょう。
また、データセキュリティとプライバシー保護に関しては、Microsoftの今までの知見から、ChatGPTよりもBing AIのほうが安全性が高いと言えるでしょう。

ChatGPT-4の詳細を知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

Bing AIの使い方

ここからは、Bing AIの具体的な使い方を紹介します。

Microsoftのアカウントにログインした後、Bing AIにアクセスし、「今すぐチャット」をクリックしてください。

次に表示される下部のチャット欄に質問を入力し、右矢印の確定ボタンを押すと回答生成が始まります。

Bing AIとは?ChatGPTの違いも解説

Bing AIの活用事例

Bing AIの活用事例は、以下5つです。

Bing AIの活用事例5つ

・文章の校正校閲
・一週間の献立を考える
・会議のアイスブレイクのアイデア出し
・クレームへの返信文作成
・画像作成

それぞれの使い方を見ていきましょう。

Bing AIの活用事例1:文章の校正校閲

Bing AIを使って、文章の校正校閲ができます。

文章の校正校閲の事例
以下のように質問してみました。

質問の内容に沿って、以下のような回答が得られました。

ChatGPT-4を使用した場合の回答が気になる場合は、以下の記事も読んでみてください。

Bing AIの活用事例2:一週間の献立を考える

一週間の献立を考える際にも、Bing AIが活用できます。

一週間の献立を考える場合の事例
以下のように質問してみました。

質問の内容に沿って、以下のような回答が得られました。

ChatGPT-4を使用した場合の回答が気になる場合は、以下の記事も読んでみてください。

Bing AIの活用事例3:会議のアイスブレイクのアイデア出し

Bing AIを利用して、会議のアイスブレイクのアイデアを出せます。

会議のアイスブレイクのアイデア出し事例
以下のように質問してみました。

質問の内容に沿って、以下のような回答が得られました。

ChatGPT-4を使用した場合の回答が気になる場合は、以下の記事も読んでみてください。

Bing AIの活用事例4:クレームへの返信文作成

Bing AIを利用すると、クレームへの返信文作成ができます。

クレームへの返信文作成の事例
以下のように質問してみました。

質問の内容に沿って、以下のような回答が得られました。

ChatGPT-4を使用した場合の回答が気になる場合は、以下の記事も読んでみてください。

Bing AIの活用事例5:画像作成

Bing AIは、画像作成を行うこともできます。

画像作成の事例
以下のように質問してみました。

質問の内容に沿って、以下のような回答が得られました。

ChatGPT-4を使用した場合の回答が気になる場合は、以下の記事も読んでみてください。

Bing AIを使用する際の注意点2つ

さまざまな機能が使えるBing AIですが、利用時には以下2つの注意点があります。

Bing AI使用時の注意点2つ

・誤った回答を生成する可能性がある
・対話できる回数や文字数に制限がある

それぞれの注意点を見ていきましょう。

注意点1:誤った回答を生成する可能性がある

Bing AIは、ChatGPTの機能を使って回答を生成しています。
ChatGPTはWeb上にあるデータを学習し回答を生成しているため、誤った回答を生成する可能性があります
また、ChatGPT-4は2022年1月までの情報を参照しており、学習データの更新はタイムリーには行われていません。
そのため、Bing AIから生成される回答が、適切な回答かどうかは自分で判断する必要があります。

注意点2:対話できる回数や文字数に制限がある

Bing AIは、対話できる回数や文字数に制限があります。
1つのトピックで対話できる回数は30回程度、1回の対話で入力できる文字数は2,000~4,000文字程度とされています。

また、トピックを新しくすることで対話できる回数制限はリセットされるものの、それまでの対話履歴がなくなってしまうため注意が必要です。

ChatGPT使用時の注意点や概要をもっと知りたい場合は、以下の記事で内容を確認してみてください。

Bing AIは今後どうなる?

現在、Bing AIはメールの作成やWebサイトの要約など、さまざまな場面で活用が可能です。

2023年11月、MicrosoftはOffice365シリーズのWordやExcelなどのアプリにChatGPTを組み込んだ、Microsoft 365 Copilotをリリースしています。
Microsoft 365 Copilotを利用することにより、原稿案の自動生成や文書要約、自動集計などの機能が使えます。

Office365アプリを使って業務効率化をしたい場合は、利用を検討するのがおすすめです。
ただし、利用には有料会員登録が必要で、法人版のみ提供されています

ChatGPT研修「BotCamp」の特徴

わたしたちが提供する「BotCamp」は、ChatGPT研修の使い方を初心者から学べる研修です。

・日々登場する新しいAIツールやプラグインに、インプットが追いつかない
・AIツールの選択肢が多すぎて、自分にとって最適なツールを見つけられない
・生成系AIが仕事にどう役立つのか、あまりイメージできない
・すでに業務にAIを取り入れているが、使い方が適切なのかわからない
・時間をかけて学習しても、投資対効果がよいのか分からない
・プロンプトエンジニアリングって難しそう。とっつきづらく感じている

このようなお悩みをお持ちの方におすすめです。

BotCampの特徴1:プロンプトを難しく考えずシンプルに捉える

生成AIからのアウトプットの質を高めるコツは、指示文を「端的に・具体的に」書くことです。

だらだらと長く書く必要はありません。プログラミングやシステムエンジニアリングのように、用語めいた難しい言葉を使う必要も一切ありません。

プロンプトエンジニアリング」と聞くとやや学術的で高度な技術的理解が必要な印象を受けるかもしれませんが、Prompt Simpleという考え方で、誰でも最小限の労力で最大限AIパワーを活用する方法をお伝えします。

BotCampの特徴2:便利なプラグインを厳選して紹介

日々増え続ける膨大なChatGPTプラグインのうち、業務改革のインパクトが大きく重要なプラグインを厳選して紹介します。

業務の種類ごとに、どの機能を使うべきか自分で考え判断できる応用力を身につけることができます。

BotCampの特徴3:Advanced Data Analysis(旧Code Interpreter)で「一億総データサイエンティスト」に

CSV、PDFなどのデータをアップロードした上で、ChatGPT上でPythonのコードを生成・実行できる機能「Advanced Data Analysis」を活用し、高度な専門性がなくても誰もがデータサイエンティストのようなモデル作成、データの予測ができるようになります。

BotCamp開催概要

開催日程研修内容ページを確認
研修時間9:00~17:00もしくは10:00-18:00
料金33,000円(税込)
開催形式対面のみ(オンライン参加不可)
会場水道橋開催の場合
コンフォート水道橋
東京都千代田区神田三崎町2-7-10 帝都三崎町ビル 2階,5階
https://www.relo-kaigi.jp/comfort-suidoubashi/access/

神田開催の場合
BIRTH KANDA
東京都千代田区神田錦町1-17-1 神田髙木ビル7F
https://birth-village.com/
備考・ChatGPT(GPT-4)が入ったWindowsPCをお持ちください
・推奨のOSはWindowsです。Macでの受講はご遠慮ください。
・セキュリティ上ChatGPTが使えないPCでの受講はご遠慮ください。