ChatGPTでPDFの内容を読み込む方法を徹底解説

「ChatGPTでPDFの内容を読み込めるの?」
「ChatGPTでPDFの内容を読み込む方法が知りたい?」
このように疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。

ChatGPTの機能を使うと短時間でPDFの内容を読み込めるため、業務の効率化が可能です。
そこで本記事では、ChatGPTでPDFの内容を読み込む方法以下4つを解説します。

ChatGPTでPDFの内容を読み込む方法

・ChatGPT Plus(GPT-4)でプラグインを使う
・ChatGPT APIを使う
・ChatGPT機能搭載のチャットを使う
・Microsoft EdgeのBing AIチャットを使う

ChatGPTのアカウント登録がまだの方は、以下の記事も参考にしてみてください。

目次

ChatGPTでPDFを読み込む方法1:ChatGPT Plus(GPT-4)でプラグインを使う

OpenAI 社が開発した有料版ChatGPT Plus(GPT-4)でプラグインを使うと、PDFの内容を読み取れます。
ChatGPTのプラグインは、デフォルトのChatGPTとの応答機能では実現できなかった様々なことが実現できるようになる拡張機能です。

プラグインは、無料版ChatGPT(GPT-3.5)では使用できないため、ChatGPT Plus(GPT-4)のサブスクリプションプランに登録する必要があります

有料版ChatGPT Plus(GPT-4)の登録がまだの方は、以下の記事も参考にしてみてください。

料金

ChatGPT Plus(GPT-4)の利用料金は、月額20ドルです。(2024年2月20日現在)
以下のとおり、有料版のChatGPT Plus(GPT-4)と無料版のChatGPT(GPT-3.5)では使える機能や情報の最新性が異なります。

ChatGPT無料版と有料版の比較

有料版(Plus)無料版
料金月額20ドル無料
搭載言語モデルGPT-4・GPT-4oGPT-3.5・GPT-4o(回数制限あり)
パラメータ数推定5000億~1兆個3550億個
情報の最新性GPT-4:2023年12月まで
GPT-4o:2023年10月まで
GPT-3.5:2022年1月まで
GPT-4o:2023年10月まで
プラグインの利用可能不可能
Advanced Data Analysisの利用可能不可能
Custom Instructionsの利用可能可能

※Custom Instructionsの利用はChatGPTのPlusユーザー(有料会員)に限定されていましたが、一部の地域を除いて2023年8月9日に無料ユーザーも利用できるようになりました。

ここからは、おすすめのプラグインを紹介します。

おすすめのPDF対応プラグイン1:AskYourPDF

ChatGPTのプラグイン「AskYourPDF」は、PDFファイルの情報を読み込んで、要約生成や内容に関する対話ができるツールです。

代表的な機能は、以下3つです。

「AskYourPDF」の主な機能

・要約:読み込んだPDFファイルの要約を生成する
・対話:PDFの内容に関連する対話ができる
・翻訳:外国語で書かれているPDFを読み込み、日本語訳で要約を生成する

要約する手間や情報を探す時間が短縮できるため、効率よく大事なポイントを把握するのに重宝します。

おすすめのPDF対応プラグイン2:MixerBox ChatPDF

ChatGPTのプラグイン「MixerBox ChatPDF」は、読み取ったPDFファイルを要約したり、翻訳したりすることが可能です。

代表的な機能は、以下3つです。

「MixerBox ChatPDF」の主な機能

・要約:長いレポートや研究論文などのPDFファイルを読み取って要約を生成する
・翻訳:外国語のPDFを読み込むと、希望の言語で要約を生成する
・情報の抽出や解析:PDFの内容を読み取って希望する情報の抽出や解析ができる

MixerBox ChatPDFを使って解析する場合、公開されているPDFファイルのみが対象です。
PDFファイルの容量サイズや内容の複雑さによって、要約生成や解析に時間を要する場合があります。

プラグイン利用時の注意点

プラグインによっては、Webサイト上のPDFファイルの読み取りができず回答を出力できない可能性があります。全てのPDFファイルに対応できるわけではないため、注意しましょう。

プラグインのダウンロード方法やその他のプラグインが気になる場合は、以下の記事も参考にしてみてください。

ChatGPTでPDFを読み込む方法2:ChatGPT APIを使う

ChatGPT APIを使ってPDFファイルを読み込む場合、LangChainフレームワークを組み合わせてPythonプログラムを作る必要があります。
Pythonプログラムを作成することにより、PDFファイルの内容に関する質問の回答生成はもちろん、内容の要約や読み取った文書の内容比較など、さらに高度な機能が使えます。
また、回答生成の際、回答情報のベースとなるPDFファイルの箇所も確認可能です。

ただし、Pythonプログラムの作成時にプラグミングやコードの知識がないと、ChatGPT APIを使うのに難易度が高いと感じる場合があります。
なお、高い精度の要約を生成するには、テキスト要約用のチェーンを組み合わせる必要があるため、作成に時間がかかるのがデメリットです。

料金

ChatGPT APIの利用時、無料で使用できる枠があります。ただし、この無料枠を超えてしまうと課金しなければ使用できなくなってしまいます。
料金は、使用するChatGPTモデルやインプット・アウトプット量によって異なります。
ChatGPTモデルごとの最新料金プランを知りたい場合は、OpenAI公式サイトの価格ページからご確認ください

また、テキスト要約処理には多くの APIを呼び出す必要があり、ChatGPT APIの呼び出しには回数制限があるため無料使用枠だけでは十分に機能が使えない場合があります
ChatGPT APIを十分に使用したい場合は、従量課金型の有料契約を検討しましょう。

ChatGPTでPDFを読み込む方法3:ChatGPT機能搭載のチャットを使う

ChatPDFは、PDFファイルをWebサイト経由でアップロードするだけで、PDFの内容に関する対話ができるChatGPTの機能が搭載されたチャットツールです。


英語表示ですが、日本語での対話も可能です。
PDF ファイルは、URLでPDFファイルを指定したりPC内に保存されたファイルをアップロードしたりすると、ファイルを読み込めます。

また、読み取ったPDFファイルに関連した内容の質問例を指し示してくれるため、初めてでも表示された質問を選択するだけでPDFファイルの内容を理解できます。

ただし、アップロードしたPDFファイルの取り扱いは注意する必要があるため、情報漏洩のリスクを考えると機密情報や個人情報が載っているものはアップロードを控えたほうがいいでしょう。

料金

ChatPDFは無料で使えますが、アップロードできるPDFファイルは1日当たり3つまでと限りがあります。
1日に多くのPDFファイルを読み取る場合は、有料プランに登録する必要があります。

ChatGPTでPDFを読み込む方法4:Microsoft EdgeのBing AIチャットを使う

Microsoft EdgeのBing AIチャットを使って内容を知りたいPDFファイルにアクセスすると、PDFファイルの内容に関する情報や要約を入手できます
ただし、Microsoftのアカウントを登録する必要があります

WebサイトでPDFファイルの内容が読み取れるため、短時間で最新の情報が得られるでしょう。

料金

Microsoftのアカウント登録が必要ですが、無料で登録できるため課金は必要ありません

注意点

新しくトピックを作ると新たに会話が始まりますが、過去のやり取りは記録されません
そのため、それまでのやり取りをベースにした質問ができないため注意しましょう。
また、1つのトピックで続けられる会話の長さに限りがあることを意識して、質問しましょう。

ChatGPT研修「BotCamp」の特徴

BotCampバナー

わたしたちが提供する「BotCamp」は、ChatGPT研修の使い方を初心者から学べる研修です。

・日々登場する新しいAIツールやGPTsに、インプットが追いつかない
・AIツールの選択肢が多すぎて、自分にとって最適なツールを見つけられない
・生成系AIが仕事にどう役立つのか、あまりイメージできない
・すでに業務にAIを取り入れているが、使い方が適切なのかわからない
・時間をかけて学習しても、投資対効果がよいのか分からない
・プロンプトエンジニアリングって難しそう。とっつきづらく感じている

このようなお悩みをお持ちの方におすすめです。

BotCampの特徴1:プロンプトを難しく考えずシンプルに捉える

生成AIからのアウトプットの質を高めるコツは、指示文を「端的に・具体的に」書くことです。

だらだらと長く書く必要はありません。プログラミングやシステムエンジニアリングのように、用語めいた難しい言葉を使う必要も一切ありません。

プロンプトエンジニアリング」と聞くとやや学術的で高度な技術的理解が必要な印象を受けるかもしれませんが、Prompt Simpleという考え方で、誰でも最小限の労力で最大限AIパワーを活用する方法をお伝えします。

BotCampの特徴2:便利なGPTsを厳選して紹介

GPT storeにて日々増え続ける膨大なGPTsのうち、業務改革のインパクトが大きく重要なGPTsを厳選して紹介します。

業務の種類ごとに、どのGPTを使うべきか自分で考え判断できる応用力を身につけることができます。

BotCampの特徴3:Advanced Data Analysis(旧Code Interpreter)で「一億総データサイエンティスト」に

CSV、PDFなどのデータをアップロードした上で、ChatGPT上でPythonのコードを生成・実行できる機能「Advanced Data Analysis」を活用し、高度な専門性がなくても誰もがデータサイエンティストのようなモデル作成、データの予測ができるようになります。

BotCamp開催概要

開催日程研修内容ページを確認
研修時間9:00~17:00もしくは10:00-18:00
開催形式対面のみ(オンライン参加不可)
会場水道橋開催の場合
コンフォート水道橋
東京都千代田区神田三崎町2-7-10 帝都三崎町ビル 2階,5階
https://www.relo-kaigi.jp/comfort-suidoubashi/access/

神田開催の場合
BIRTH KANDA
東京都千代田区神田錦町1-17-1 神田髙木ビル7F
https://birth-village.com/
備考・ChatGPT(GPT-4)が入ったWindowsPCをお持ちください
・推奨のOSはWindowsです。Macでの受講はご遠慮ください。
・セキュリティ上ChatGPTが使えないPCでの受講はご遠慮ください。