3分で分かる有料版ChatGPT(GPT-4)でできること、アップグレード方法を解説

有料版ChatGPT(GPT-4)でできること(月額20ドル)

・より精度の高い質問回答が得られる
・1回の質問で使える文字数の上限が大幅にアップ
・最新のデータも参照可能
・GPTsの作成・利用が可能
・Advanced Data Analysis(旧Code Interpreter)の利用が可能
・Custom Instructionsの利用が可能

わたしたちのChatGPT研修「BotCamp」では、有料版ChatGPTの加入を強くおすすめしております。

ChatGPT講師 野沢先生

高価な月額費用がかかるツールの使用は避け、極力無料/安価で実現できるツールを選定することが研修の基本ポリシーですが、

ChatGPTを使う全てのビジネスパーソンに、有料版(GPT-4)への課金はおすすめしております

この記事では有料版ChatGPTでできることと、具体的なアップグレード手順について解説します。

目次

無料版と有料版の比較

比較項目ChatGPT Plus(有料版)無料版
料金月額20ドル無料
搭載言語モデルGPT-4・GPT-4oGPT-3.5・GPT-4o(回数制限あり)
パラメータ数推定5000億~1兆個3550億個
情報の最新性GPT-4:2023年12月まで
GPT-4o:2023年10月まで
GPT-3.5:2022年1月まで
GPT-4o:2023年10月まで
プラグインの利用現在は廃止現在は廃止
Advanced Data Analysisの利用可能不可能
Custom Instructionsの利用可能可能
アクセス制限なし混雑時に制限あり
反応速度速い速い(混雑時はやや遅い)
ブラウジング機能 ※可能可能
画像やグラフィックの認識 ※可能可能
データ分析 ※可能可能
ファイルのアップロード ※可能可能
既存GPTsの利用 ※可能可能
(新しいGPTの作成は不可)
部分指定機能(Reply機能)可能可能

※Custom Instructionsの利用はChatGPTのPlusユーザー(有料会員)に限定されていましたが、一部の地域を除いて2023年8月9日に無料ユーザーも利用できるようになりました。
※印の機能は、ChatGPT-3.5でも新たに使用できるようになった機能です。(2024年6月7日時点)
また、ChatGPTの新機能として部分指定機能(Reply機能)が追加になりました。(2024年6月10日時点)

従来まで、無料版のChatGPT-3.5は会員登録しなければ使用することができませんでした。しかし、アップデートに伴い、ChatGPT-3.5は会員登録しなくても利用できる仕様になっています。(2024年6月7日時点)

また、全てChatGPTモデル部分指定機能(Reply機能)が追加されました。(2024年6月10日時点)
この機能を使えば、ChatGPTが回答した内容の選択部分に対して、追加でプロンプトを送付できます。
ChatGPTが出力した回答内容をもっと詳しく知りたい場合などに使える機能です。

改めて質問する時間や手間など、今までのプロセスが省略できるため、業務の効率化が進むでしょう。

なお、ChatGPT-4は有料プランにしなければ使えないものの、ChatGPT-3.5と比べると使える機能の幅や情報の最新性に差があることが分かります。

※ChatGPTの公式サイトに遷移します

ChatGPTでできることが気になる場合は、以下の記事も参考にしてみてください。

有料版ChatGPTでできること

より複雑なタスクを正確にこなせるようになった

無料版ChatGPTの精度は「司法試験を受験した場合、受験者の下位10%の実力」とされていました。

しかし有料版ChatGPTの精度は「受験者の上位10%」ともいわれ、飛躍的に賢さがアップグレードしていることがわかります。

ChatGPT講師 野沢先生

実際に使用してみても、有料版のほうがおかしな回答が返ってくる確率が低いです。

優秀な秘書が月額20ドルで雇える」というイメージです。

GPTsの作成・利用が可能に

自作のGPTsに加えて、Webページを指定すると要約してくれる「WebPilot」、PDFを解析する「PDF Ai PDF」など、大量のGPTsを自由に作成・利用し、より便利にChatGPTを使うことが可能になりました。

この機能により飛躍的に業務を高度化・自動化できる選択肢が広がりました。

Advanced Data Analysisでスライド作成やデータ分析まで可能に

Advanced Data Analysisは、ChatGPT上でPythonのコードを実行できる機能です。

・スライドテンプレートに合わせたプレゼン資料を作成し、pptxファイルを出力する
・Row Dataを与え、データ分析を行い結果をレポートする
・各種解析手法から予測精度の高いモデルを選び、データの未来予測を作成する

など、使いこなすことでプロのデータサイエンティストレベルのアウトプットが数分で実現可能です。

ExcelCamp講師 野沢先生

これまでChatGPTでは「コードを作る」ところまでしかできませんでしたが、

Advanced Data Analysisの登場で、「作ったコードの実行」までChatGPT上でできるようになりました。

例:Advanced Data Analysisで「熱中症と気温」に関するデータ分析をお願いしてみた

ChatGPTを有料版にアップグレードする方法

ChatGPTの最新版「GPT-4」やベータ版の「プラグイン」機能を利用するには、有料版の契約が必須です(2023年8月20日時点)。

ここでは、PC版ChatGPTを利用して、ChatGPTを有料版「ChatGPT Plus」にアップグレードする方法を解説します

また有料版にアップグレードする際、無料版「ChatGPT」に登録済みのアカウントを使用します。まだ登録していない場合は、無料版「ChatGPT」のアカウント登録を済ませてから、以下の手順に移りましょう。

支払い用のクレジットカードを用意する

ChatGPTを有料版にアップグレードする際には、支払い用のクレジットカード情報を入力する必要があります。
余裕を持って入力できるよう、あらかじめクレジットカードを手元に用意しておきましょう。

現在、ChatGPT Plusの支払い方法は、クレジットカードのみ可能で、PayPalやPayPay、デビットカードは利用できません。利用できるクレジットカードは以下6種類です。

  • Visa
  • MasterCard
  • American Express
  • JCB
  • Discover
  • Diners Club

また、ChatGPT Plusの料金は月額制で、自動更新される仕組みです。ChatGPT Plusの利用を停止したい場合は、次回の課金日前にキャンセルする必要があるため注意しましょう。

無料版ChatGPT「ログイン画面」にアクセスする

無料版ChatGPT「ログイン画面」にアクセスし、画面右の「Log in」をクリックしてください。
ログインURL:https://chat.openai.com/auth/login

次に表示される画面で、アカウント登録しているEメールアドレスの入力またはGoogleやMictosoft、Appleのアカウントを選択し、ログインしてください。

有料版「ChatGPT Plus」登録に進む

ログイン後は、画面左下メニューにある「プラスにアップグレード」(英語版:Upgrade to Plus)をクリックします。

次に、「Your plan」画面が表示されます。「Your current plan」と記載されているのが現在のプランです。
「Upgrade to plan」ボタンをクリックすると、有料版「ChatGPT Plus」の契約画面に進みます。

有料版「ChatGPT Plus」の契約内容を確認する

次に進むと、左に契約内容、右に支払いに必要な情報を入力する画面に移ります。

画面左に表示される以下3項目を確認し、契約内容に問題がなければ次に進みましょう。

  • 「課金項目」(ChatGPT Plus Subscription)
  • 「料金の明細」($20.00 1カ月につき)
  • 「今日期日の合計額」($20.00)

支払い情報を入力する

契約内容の確認後は、支払い方法の「カード情報」「カード所有者名」「請求書の住所」を入力します。入力後は正しい情報が表示されているか確認し、「申し込む」をクリックしてください。

注意:GoogleやMictosoft、AppleのアカウントでChatGPTにログインした場合

GoogleやMictosoft、AppleのアカウントでChatGPTにログインした場合、契約画面では以下の画面が表示されます。左は契約内容、右は利用したアカウントに保存している決済情報を使用するかの確認画面です。

アカウントに保存している決済情報で支払いをする場合は、登録している電話番号に送信されたコードを入力し、決済情報の入力を完了させましょう。電話番号の代わりにメールにコードを送信し、手続きを進めることも可能です。
一方、アカウントに保存している決済情報で支払いを希望しない場合は、「Link以外の方法で購入する」をクリックします。クリック後は、右は支払いに必要な情報を入力する画面に切り替わり、希望するカードでの支払いが可能です。

有料版「ChatGPT Plus」のアップグレード完了

以下のように「Payment received! You’ve been upgraded to ChatGPT Plus.」と画面に表示されれば、有料版「ChatGPT Plus」のアップグレードは無事に完了となります。

ChatGPT研修「BotCamp」の特徴

BotCampバナー

わたしたちが提供する「BotCamp」は、ChatGPT研修の使い方を初心者から学べる研修です。

・日々登場する新しいAIツールやGPTsに、インプットが追いつかない
・AIツールの選択肢が多すぎて、自分にとって最適なツールを見つけられない
・生成系AIが仕事にどう役立つのか、あまりイメージできない
・すでに業務にAIを取り入れているが、使い方が適切なのかわからない
・時間をかけて学習しても、投資対効果がよいのか分からない
・プロンプトエンジニアリングって難しそう。とっつきづらく感じている

このようなお悩みをお持ちの方におすすめです。

BotCampの特徴1:プロンプトを難しく考えずシンプルに捉える

生成AIからのアウトプットの質を高めるコツは、指示文を「端的に・具体的に」書くことです。

だらだらと長く書く必要はありません。プログラミングやシステムエンジニアリングのように、用語めいた難しい言葉を使う必要も一切ありません。

プロンプトエンジニアリング」と聞くとやや学術的で高度な技術的理解が必要な印象を受けるかもしれませんが、Prompt Simpleという考え方で、誰でも最小限の労力で最大限AIパワーを活用する方法をお伝えします。

BotCampの特徴2:便利なGPTsを厳選して紹介

GPT storeにて日々増え続ける膨大なGPTsのうち、業務改革のインパクトが大きく重要なGPTsを厳選して紹介します。

業務の種類ごとに、どのGPTを使うべきか自分で考え判断できる応用力を身につけることができます。

BotCampの特徴3:Advanced Data Analysis(旧Code Interpreter)で「一億総データサイエンティスト」に

CSV、PDFなどのデータをアップロードした上で、ChatGPT上でPythonのコードを生成・実行できる機能「Advanced Data Analysis」を活用し、高度な専門性がなくても誰もがデータサイエンティストのようなモデル作成、データの予測ができるようになります。

BotCamp開催概要

開催日程研修内容ページを確認
研修時間9:00~17:00もしくは10:00-18:00
開催形式対面のみ(オンライン参加不可)
会場水道橋開催の場合
コンフォート水道橋
東京都千代田区神田三崎町2-7-10 帝都三崎町ビル 2階,5階
https://www.relo-kaigi.jp/comfort-suidoubashi/access/

神田開催の場合
BIRTH KANDA
東京都千代田区神田錦町1-17-1 神田髙木ビル7F
https://birth-village.com/
備考・ChatGPT(GPT-4)が入ったWindowsPCをお持ちください
・推奨のOSはWindowsです。Macでの受講はご遠慮ください。
・セキュリティ上ChatGPTが使えないPCでの受講はご遠慮ください。