ChatGPTの機能「GPTs」は、ユーザーがChatGPTを自由にカスタムできる機能です。
専門知識なしで、独自のGPTを生成できます。
作成したGPTsは、GPT Storeで配布が可能です。
そこで、今回はGPT Storeの中で人気のあるGPTsベスト12選を紹介します。
また、GPTsの概要や作成方法を知りたい場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
GPT Storeで人気のGPTsベスト12選
GPT Storeで、ダウンロード数が多い人気GPTs12選をご紹介します。(2024年2月11日現在)
それぞれのGPTsを確認していきましょう。
image generator(画像生成)
image generatorは、ユーザーの指示をもとに、カスタマイズした画像を作れるGPTsです。
希望する色や場面、描いてほしい動物や植物など、プロンプトの指示を詳しく書けば書く程、具体的に画像を生成してくれます。
このGPTsは、Web制作で画像生成をするデザイナーやマーケター、プレゼン資料を作る営業職や学生など、クリエイティブな作業を手間をかけずに作成したい方におすすめです。
具体的な活用例としては、広告のイラストや新商品の資料のイメージ図、プレゼン大会で使う資料のイラストなどが挙げられます。
実際にimage generatorを使って、以下のとおり画像を生成してみました。
活用事例
指示に従って、絵を描いてくれました。
Canva(デザイン作成)
Canvaは、バナーやロゴの作成はもちろん、プレゼン資料やSNS投稿用のサムネイルなど、さまざまなものを手軽に作成できるGPTsです。
CanvaのGPTsで作ったデザインは、Canva内で編集できるため、より細かいカスタマイズが可能です。
このGPTsは、アイデアは思い付くもののデザイン技術に自信がない人、イベント用のチラシをデザインする必要がある人など、プロに見劣りしないコンテンツを作成したい方向けです。
具体的な活用例としては、結婚式の招待状のデザインやポスターの作成、SNS投稿用の画像生成などが挙げられます。
実際にCanvaを使って、以下のとおりロゴを生成してみました。
活用事例
対話に沿って、いくつか候補のロゴを描いてくれました。
Logo Creator(ロゴ制作)
Logo Creatorは、ロゴデザインを専門的に生成できるGPTsです。
作りたいロゴを指示した後、ロゴの雰囲気・デザインの複雑さのレベル・色のパレット・生成するロゴの数(1つまたは9つ)
このGPTsは、Webサイトや名刺で掲載するための新しいロゴが必要なで、デザインが思い付かなかったり、デザイン性の高いロゴを作りたかったりする人におすすめです。
具体的な活用例としては、個人やスタートアップ企業のWerbサイト・名刺のロゴ、新しいブランドの雰囲気に合ったロゴなどが挙げられます。
実際にLogo Creatorを使って、以下のとおりロゴを生成してみました。
活用事例
対話に沿って、ロゴを作ってくれました。
Consensus(学術論文のリサーチ)
Cosensusは、2億もの学術論文データから検索し、科学に基づき要約して回答をくれるGPTsです。
正確さを重視し、参照先のリンクなども示してくれるため、根拠が必要な場合やデータを探したい場合に役立ちます。
また、専門的な知識がなくても、簡潔でわかりやすい言葉遣いで回答してくれます。
このGPTsは、科学的な話題に関連する論文を速く探したい研究者や学生、授業に科学的な内容を含む資料を作成したい教員におすすめです。
具体的な活用例としては、研究動向や結果を含むレポート作成時や、病気の原因や治療に関する科学的な根拠が必要な場合などが挙げられます。
実際にCosensusを使って、以下のとおり論文を検索してみました。
活用事例
質問すると回答が出力され、論文を検索してリンクを貼ってくれました。
Diagrams: Show Me(テキストのダイアグラム化)
Diagrams: Show Meは、テキストをダイアグラムとして視覚化できるGPTsです。
プロンプトのテキストをもとに、フローチャートやマインドマップなどを自動で作成します。
このGPTsは、商品の企画書のためにブランドイメージを可視化したい場合や、目標までの過程を見える化したい場合に最適です。
具体的な活用例としては、新商品の企画書の作成や、部署の目標を共有するためのイメージ図などが挙げられます。
実際にDiagrams: Show Meを使って、以下のとおりダイアグラムとして視覚化してみました。
活用事例
フルスクリーンでアップして図を見ることや、png形式でデータをダウンロードすることも可能です。
Cartoonize Yourself(肖像写真のイラスト化)
Cartoonize Yourselfは、肖像写真をPixer調に変換して画像生成できるGPTsです。
肖像写真をチャット内にアップロードするだけで、Pixer調の画像が生成されます。
このGPTsは、肖像画像を使わずに似顔絵風の画像を作成したい場合や、個人情報の観点から集合写真をイメージ図として捉える必要がある場合におすすめです。
具体的な活用例としては、SNSのアイコンや、人事採用資料に載せる部署のイメージ図などが挙げられます。
実際にCartoonize Yourselfを使って、以下のとおりフリー写真をPixer調に変換してみました。
活用事例
着物姿の女性が描かれ、Pixer調に画像生成されています。
Write For Me(記事生成)
Write For Meは、プロンプトの入力で記事生成(ライティング)できるGPTsです。
作りたい記事を指示すると、構成案を作成し、見出しごとに内容を要約して単語数まで教えてくれます。
このGPTsは、SEOで上位表示できる記事を作成したいマーケターやブロガー、論文や授業で必要な資料を作成する研究者や教員、物語や詩を書く作家向けです。
具体的な活用例としては、SEO対策を意識したWebサイト記事の作成や研究報告書の作成、物語のアイデア出しなどが挙げられます。
実際にWrite For Meを使って、以下のとおり記事作成を指示してみました。
活用事例
指示に基づいて見出しが作成され、使う単語の数と要約が出力されました。
Humanizer Pro(AI検知を回避できる文章の再生成)
Humanizer Proは、AI検知を回避できる文章を生成するGPTsです。
AIで作った文章を、AI検出を避けて人間のようなテキストに変換してくれます。
ただし、最低限必要な単語数(30単語)が含まれていない場合、エラーが生じるので注意しましょう。
このGPTsは、Write For Meと同様、記事を作成したいマーケターやブロガー、資料を作成する研究者、小説作家などに役立ちます。
実際にHumanizer Proを使って、以下のとおり記事の再作成を指示してみました。
ChatGPTの回答例
文章の再生成を依頼したものの、今回はエラーが生じて文章が生成されませんでした。
必要な単語数が不足していたり、不具合がある場合にはこのように文章が生成されないケースがあります。
VideoGPT by VEED(動画生成)
VideoGPT by VEEDは、ショート動画を生成できるGPTsです。
対話で動画内容を決めると、30秒程度のショート動画が生成されます。
動画生成後は、編集用のリンクとショート動画のサムネイルが表示されます。
対話を通じて、動画のメッセージや目標やターゲット、希望の雰囲気や動画の長さなどを尋ねられます。
このGPTsは、個人でオリジナルの動画を作成したい人、仕事や課題でテーマに沿った動画を作成しなければならない人に役立ちます。
また、短時間でクオリティの高い動画を作成したい、動画編集初心者にも重宝するでしょう。
具体的な活用例としては、新商品のプロモーション動画やセミナー用の動画、結婚式のお祝いメッセージ動画などが挙げられます。
実際にVideoGPT by VEEDを使って、以下のとおり動画作成を依頼してみました。
活用事例
希望のアバターを選び、音声付きの動画が生成されました。
細かい編集は、リンク先から可能です。
Ai PDF(PDFの内容要約)
Ai PDFは、チャット内でアップロードしたPDFファイルを要約してくれるGPTsです。
1ファイルあたり、最大2GBのPDFファイルの処理が可能ですが、無料アカウントの登録が必要です。
また、無料アカウントでは1,000回までアップロードが可能で、それ以上アップロードするには課金してバージョンアップしなければいけません。
このGPTsは、時間がなくてPDFの内容を速く知りたい人や、PDFの内容をまとめる労力を割けない人におすすめです。
具体的な活用例としては、PDFに掲載されている論文の内容や新商品の内容の要約などが挙げられます。
実際にAi PDFを使って、以下のとおりPDFの要約を指示してみました。
活用事例
アップロードした場所を指定すると、指定したファイルの内容を読み取り、内容を要約してくれました。
Grimoire(Webサイト制作)
Grimoireは、プログラミングとコーディングに関する専門的な知識をもとに、Webサイトやアプリを制作できるGPTsです。
複雑で詳細なコードを書いてくれたり、既存のコードを改善してくれたりするため、専門的なスキルがない一般人でもWebサイトを作れるのが特徴です。
このGPTsは、Web制作初心者だけでなく、ベテランのフリーランスWeb制作者に重宝します。
具体的な活用例としては、ウェブアプリケーション開発やモバイルアプリのプロトタイプの作成などが挙げられます。
実際にGrimoireを使って、以下のとおりアプリ制作を指示してみました。
活用事例
対話を続けると、アプリ作成のためのコードを教えてくれました。
・Scholar GPT(医学論文の検索・要約)
Scholar GPTは、キーワードをプロンプトに入れると、関連する英語の医学論文が検索・要約できるGPTsです。
検索結果には、文献のタイトル、著者名、出版日、基本情報が回答されます。
原則、学問分野の専門家が読んで内容の査定が行われた論文のみ、検索結果として表示されます。
また、誰もが無料でアクセスできる医学論文が回答結果として出力された場合は、文献のPDFリンクから全文を取得できるケースがあります。
実際にScholar GPTを使って、以下のとおり医学論文の検索・要約を依頼してみました。
活用事例
希望通り、キーワードから3つの論文を引用し、それぞれ内容をまとめてくれています。
ChatGPT研修「BotCamp」の特徴
わたしたちが提供する「BotCamp」は、ChatGPT研修の使い方を初心者から学べる研修です。
・日々登場する新しいAIツールやGPTsに、インプットが追いつかない
・AIツールの選択肢が多すぎて、自分にとって最適なツールを見つけられない
・生成系AIが仕事にどう役立つのか、あまりイメージできない
・すでに業務にAIを取り入れているが、使い方が適切なのかわからない
・時間をかけて学習しても、投資対効果がよいのか分からない
・プロンプトエンジニアリングって難しそう。とっつきづらく感じている
このようなお悩みをお持ちの方におすすめです。
BotCampの特徴1:プロンプトを難しく考えずシンプルに捉える
生成AIからのアウトプットの質を高めるコツは、指示文を「端的に・具体的に」書くことです。
だらだらと長く書く必要はありません。プログラミングやシステムエンジニアリングのように、用語めいた難しい言葉を使う必要も一切ありません。
「プロンプトエンジニアリング」と聞くとやや学術的で高度な技術的理解が必要な印象を受けるかもしれませんが、Prompt Simpleという考え方で、誰でも最小限の労力で最大限AIパワーを活用する方法をお伝えします。
BotCampの特徴2:便利なGPTsを厳選して紹介
GPT storeにて日々増え続ける膨大なGPTsのうち、業務改革のインパクトが大きく重要なGPTsを厳選して紹介します。
業務の種類ごとに、どのGPTを使うべきか自分で考え判断できる応用力を身につけることができます。
BotCampの特徴3:Advanced Data Analysis(旧Code Interpreter)で「一億総データサイエンティスト」に
CSV、PDFなどのデータをアップロードした上で、ChatGPT上でPythonのコードを生成・実行できる機能「Advanced Data Analysis」を活用し、高度な専門性がなくても誰もがデータサイエンティストのようなモデル作成、データの予測ができるようになります。
BotCamp開催概要
開催日程 | 研修内容ページを確認 |
研修時間 | 9:00~17:00もしくは10:00-18:00 |
開催形式 | 対面のみ(オンライン参加不可) |
会場 | 水道橋開催の場合 コンフォート水道橋 東京都千代田区神田三崎町2-7-10 帝都三崎町ビル 2階,5階 https://www.relo-kaigi.jp/comfort-suidoubashi/access/ 神田開催の場合 BIRTH KANDA 東京都千代田区神田錦町1-17-1 神田髙木ビル7F https://birth-village.com/ |
備考 | ・ChatGPT(GPT-4)が入ったWindowsPCをお持ちください ・推奨のOSはWindowsです。Macでの受講はご遠慮ください。 ・セキュリティ上ChatGPTが使えないPCでの受講はご遠慮ください。 |