Excel(エクセル)で作った資料を印刷するときに、指定した部分だけ印刷できる印刷範囲の設定方法や、印刷範囲の設定が思い通りにできているかの確認方法、A4サイズぴったりに印刷できる方法などを解説します。
この記事ではExcelCamp講師が研修で実際に説明している手順に沿って、内容を解説いたします。
Excel(エクセル)で印刷範囲を設定する方法
印刷範囲の設定方法を、以下の表で日付から項目4の8行目まで印刷したいという場面で解説します。
初めに、B2セルに移動します。
ShiftキーとCtrlキーを押しながら↓(下矢印)キーを押します。
B2セルからB8セルまで一気に選択できました。
次にShiftキーとCtrlキーを押しながら→(右矢印)キーを押します。
B列からF列まで一気に選択できました。
印刷したい範囲を選択した状態で「印刷範囲」を設定するショートカットキーのAltキー、Pキー、Rキー、Sキーを順番に押します。
まずAltキーを押すとショートカットガイドが表示されます。
「ページレイアウト」にはPが割り振られているので、次にPキーを押してください。
すると、ページレイアウト内にショートカットガイドが表示されます。
「印刷範囲」にはRが割り振られているのでRキーを押します。
最後に「印刷範囲の設定(S)」を選びたいので、Sキーを押して完了です。
印刷範囲を選択する際にはキーボードを使ったほうが、マウスを使うよりも早く正確に操作できるので、ぜひ習得しましょう。
操作 | ショートカットキー |
---|---|
1セルずつ選択 | Shiftキーを押しながら矢印キー |
ワープ選択 | ShiftキーとCtrlキーを押しながら矢印キー |
もっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
印刷プレビューを使って印刷範囲を確認する
印刷範囲が正しく設定できているか確認するために、Ctrlキーを押しながらPキーを押して印刷プレビュー画面を開きます。印刷範囲が正しく設定できていることが確認できました。
改ページプレビューを使って印刷範囲の確認と変更をする
改ページプレビューでは印刷範囲の確認だけではなく変更もできます。解説していきます。
改ページプレビューで確認する
印刷範囲が設定できているか改ページプレビューで確認してみます。以下の表で日付から項目4の8行目まで印刷範囲の設定が終わったという場面で解説します。
改ページプレビューを開くショートカットのAltキー、Wキー、Iキーを順番に押します。
改ページプレビューは、「表示」タブの中にあります。
まずはAltキーを押してショートカットガイドを表示させます。
次に表示タブを開くためにWキーを押してください。
最後にIキーを押せば、改ページプレビューが表示できます。印刷したい範囲が青い線で囲まれていれば設定がうまくいっています。
改ページプレビューで印刷範囲を変更する
改ページプレビューで印刷範囲を確認したとき、範囲の選択漏れがあった場合は、変更することができます。項目4まで印刷範囲に含めたかったのに、項目3までしか範囲が設定できていなかった場面で解説します。
青い線の上にマウスを置き、ドラッグアンドドロップします。
項目4まで印刷範囲に含めることができました。
印刷範囲をショートカットで追加する方法
項目3までを印刷範囲に設定した後に、項目4が増えて、印刷範囲に追加したいという場面で解説します。
F2セルに移動します。
ShiftキーとCtrlキーを押しながら↓(下矢印)キーを押します。
F2セルからF8セルまで選択できました。
印刷範囲を追加するショートカットのAltキー、Pキー、Rキー、Aキーを順番に押します。
Altキーを押してショートカットガイドを表示させたら、「ページレイアウト」→「印刷範囲」→「印刷範囲に追加」の順でショートカットを押していきます。
項目4を印刷範囲に追加することができました。
印刷範囲をショートカットで解除する方法
印刷範囲をクリアしたい場合は、印刷範囲をクリアするショートカットのAltキー、Pキー、Rキー、Cキーを順番に押します。印刷範囲を複数設定していても、この方法ですべてクリアできます。
A4にぴったり合わせて印刷する方法
最後に、「A4ぴったり」に印刷する方法を説明します。
はじめに、印刷する用紙のサイズをA4に設定します。Altキー、Pキー、Sキー、Zキーを順番に押します。
A4を選び、Enterキーを押します。
そのあと、改ページプレビューを開くショートカットのAltキーWキーIキーを順番に押します。
改ページプレビューで1ページの青枠のなかに印刷範囲が収まっていない場合は、外枠の青線をドラッグアンドドロップして1ページに収まるように変更します。
1ページぴったりに設定できました。
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