この記事では、Excel（エクセル）で斜線を引く方法を、パターン別に詳しく解説します。時間短縮できるショートカットも紹介しますので、活用してください。
ExcelCamp講師が研修で実際に説明している手順に沿って、内容を解説いたします。
Excel（エクセル）で斜線を引く方法
エクセルで斜線を引くには、大きく2つの方法があります。
- 書式設定ボックスを使う
- 図形を使う
1つのセルに斜線を引く場合は、書式設定ボックスを使います。複数のセルをまたいで斜線を引く場合は図形を使うと便利です。詳しく解説していきます。
1つのセルに斜線を引くなら書式設定ボックスを使う
1つのセルに斜線を引く場合は書式設定ボックスを使います。
以下のようにセルに左下から右上に上向きの斜線を引く例で説明します。
はじめに、斜線を引きたいセルを選択した状態で、Altキー、Hキー、Bキー、Mキーと順番に押します。
セルの書式設定ボックスがでるので、Altキーを押しながらUキーを押しEnterキーを押します。
斜線を引くことができました。
今回は左下から右上へ上向きの斜線を引きましたが、左上から右下へ下向きの斜線を引きたい場合はセルの書式設定ボックスでAltキーを押しながらDキーを押します。
ExcelCamp講師 野沢先生この斜線を引くショートカットはどこにも情報がなかったので、すべて1からキーボードを押してみて発見しました。
Microsoftから公式な発表はないですが、ショートカットの由来もおそらく正しいと思います。
複数のセルをまたいで斜線を引くなら図形を使う
複数のセルをまたいで斜線を引く場合は、図形を使います。以下のようにセルをまたいだ斜線を引く場面で説明します。
はじめに、Altキー、Nキー、Sキー、Hキーを順番に押します。
→矢印キーで線を選択してEnterキーを押します。
Altキーを押しながら線を移動させます。Altキーを押すと、枠に合わせてピッタリ線を引くことができます。
線の色を変えたいときは、色を変えたい斜線を選択した状態でAltキーJキーDキーを順番に押します。
次にSキーOキーを順番に押します。
矢印キーで色を選びEnterキーを押します。
Excel（エクセル）で斜線の消す方法
斜線の消し方は大きく2種類あります。
- 書式設定ボックスで引いた斜線を消す方法
- 図形で引いた斜線を消す方法
詳しく解説します。
書式設定ボックスで引いた斜線を消す方法
書式設定ボックスで引いた斜線を消す方法を2種類説明します。
- ショートカットキーで消す
- 書式設定ボックスを開いて消す。
方法1：ショートカットキーで消す
ショートカットキーで消す方法はとても簡単で時短になるので、ぜひ覚えてください。
はじめに、斜線を消したいセルを選択します。
AltキーHキーBキーNキーを順番に押します。
斜線を消すことができました。
複数のセルを選択すると、複数の斜線を同時に消すこともできます。
方法2：セルの書式設定ボックスを開いて消す
一度引いた斜線を消して、ほかの線を追加したいなどの場合は書式設定ボックスで消す方法が便利です。
はじめに、斜線を消したいセルを選択します。
AltキーHキーBキーMキーを順番に押します。
セルの書式設定ボックスが開きます。
Altキーを押しながらUキーを押し、最後にEnterキーを押します。
斜線を消すことができました。
図形で引いた斜線を消す方法
はじめに消したい斜線を選択します。選択すると斜線の両端に〇が表示されます。
選択できたら、Deleteキーを押します。斜線を消すことができました。
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