この記事では、エクセルで文字を結合する方法、3つ以上の文字を結合するのにおすすめなCONCAT関数、文字と文字の間に何かを入れて結合することができるTEXTJOIN関数について詳しく解説します。
ExcelCamp講師が研修で実際に説明している手順に沿って、内容を解説いたします。
Excel(エクセル)で文字を結合するときは&を使う
エクセルで文字を結合するときは&を使います。
今回は苗字と名前を結合する場面で説明します。
実際に、入力してみます。初めに半角にします。
パソコンの画面の右下で、半角になっているか確認できます。
=を入力し、←(左矢印)キーでB3セルに移動します。
次にShiftキーを押しながら6キーを押します。
&を入力できたら、最後に←(左矢印)キーでC3セルに移動しEnterキーを押します。
簡単に苗字と名前を結合することができました。
また&を使えば、苗字と名前の間に空白を入れることもできます。”(ダブルクォーテーション)で空白を囲むだけです。
「さん」を付けることもできます。
3つ以上文字を結合させたいときはCONCAT 関数
CONCAT関数
=CONCAT(文字列1,文字列2,・・・)
意味:文字列を結合する
対応バージョン:Excel2016以降から使える関数
文字を3つ以上結合させたいときはCONCAT関数が便利です。文字を一つ一つ選択する方法以外に、セル範囲を指定することもできます。結合させたい文字が多い場合は、セル範囲を指定した方が時間短縮でき便利です。
今回は住所を結合させたい場面で説明します。
初めに半角にします。
パソコンの画面の右下で、半角になっているか確認できます。
=conと入力すると関数の候補が表示されるので、CONCATの所でTabキーを押します。
←(左矢印)キーでB2セルに移動します。
←(左矢印)キーを押して、B2セルに移動できないときはF2キー(Fnキーを押しながらF2キー)を1度押してから←(左矢印)キーを押して下さい。
ShiftキーとCtrlキーを押しながら→(右矢印)キーを押してD2セルまで選択しながら移動します。
D2セルまで選択できたらEnterキーを押します。最後の)は入力不要です。
B2セルからD2セルまでを結合できました。
文字と文字の間に何かを入れたいときはTEXTJOIN関数
TEXTJOIN関数
=TEXTJOIN(区切り記号, 空のセルを無視, 文字列1, 文字列2, ・・・)
意味:区切り記号を挿入しながら複数の文字列を結合する
対応バージョン:Excel2019以降から使える関数
区切り記号 | それぞれの文字列の間を何の記号で区切るのか指定します |
空のセルを無視 | TRUE:空のセルは無視して、その文字列の所には区切り記号を挿入しません FALSE:空のセルを無視せず、結合の対象にして、区切り記号を挿入します |
文字列1 | 結合したい文字列を指定します |
3つ以上の文字を結合するときに、間に何かを入れたい場合はTEXTJOIN関数が便利です。今回は住所を結合する際に、文字と文字の間に,(カンマ)を入れたいという場面で説明します。
初めに半角にします。
パソコンの画面の右下で、半角になっているか確認できます。
=teと入力すると関数の候補が表示されるので、TEXTJOINのところでTabキーを押します。
区切り文字を指定します。今回は,(カンマ)を入力し、””(ダブルクォーテーション)で囲みます。
次に、もう一度,(カンマ)を入力すると、TRUEかFALSEかの候補が表示されるので、TRUEの所でTabキーを押します。
,(カンマ)を入力後←(左矢印)キーを押してB2セルに移動します。
←(左矢印)キーを押して、B2セルに移動できないときはF2キー(Fnキーを押しながらF2キー)を1度押してから←(左矢印)キーを押して下さい。
ShiftキーとCtrlキーを押しながら→(右矢印)キーを押してD2セルまで選択しながら移動します。
D2セルまで選択できたらEnterキーを押します。最後の)は入力不要です。
B2セルからD2セルまで、,(カンマ)を入れながら結合することができました。
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