エクセル(Excel)の条件付き書式で複数条件を指定する方法を徹底解説

エクセルの条件付き書式を使って複数の条件を設定しようとしたものの、やり方が分からずに困ってはいないでしょうか。
この記事では条件付き書式を使い、複数の条件を設定する方法を分かりやすく解説しています。

ExcelCamp講師が研修で実際に説明している手順に沿って内容を解説いたします。

ExcelCampはExcel初心者・苦手な方のための研修です。
・たった1日でExcel操作が「激変」します。
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・延べ10,000名以上が参加し、満足度は9.71(10点満点)です。

目次

条件付き書式とは

条件付き書式とは、セルの値や特定の条件に基づいて、セルの外観(色、フォント、罫線など)を自動的に変更する機能です。

点数が80以上なら背景が青

上の表は点数が80以上なら背景が青になるように条件を設定されています。
このように条件付き書式を使うことで、特定の情報だけを一目で把握できるようになります。

条件付き書式設定はホームタブにある「条件付き書式」の「新しいルール」から設定することができます。

このようにホームタブから選択することもできますが、ExcelCampではショートカットキーを使うことを推奨しています。

「条件付き書式」の「新しいルール」を開くショートカットキーはAlt+H+L+Nです。

Windowsノート_条件付き書式を開く_ショートカット

条件付き書式については、こちらの記事でも解説しています。
もっと詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

関数を使って条件付き書式に複数条件を設定する方法

ここでは、条件付き書式から関数を使って複数の条件を設定する方法を解説します。
具体的には以下の2つ

  • AND関数を使った複数条件の設定
  • OR関数を使った複数条件の設定

順に説明します。

AND関数やOR関数についてはこちらの記事でも解説しています。
もっと詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

AND関数で複数の条件を設定する方法

1つ目はAND関数を使い複数の条件を設定する方法です。
AND関数とは設定したすべての条件が満たされているかを判断する関数です。
複数の条件を同時にチェックしたい場合に有効です。

実際に以下の表を使って「売上が100万円以上かつ利益率が20%以上」なら背景が青色になるように設定していきます。

まず条件を設定する「A2~C4セル」を範囲選択します。

「A2セル」にアクティブセルを合わせたらCtrlキーとShiftキーを押したままキー、キーを押して範囲を選択します。

範囲を選択したらAltキー、Hキー、Lキー、Nキーを順番に押します。
すると「新しい書式ルール」が表示されるので「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択します。

続いて条件を入力していきます。
まず=AND(と入力します。

一つ目の条件である「売上が100万円以上」を設定していきます。

カーソルを「B2セル」に合わせたらF4キーを2度押して列の絶対参照を付けます。
*パソコンによってはFnキーを押しながらF4キーを押す必要があります。

列の絶対参照についてはこちらの記事で解説しています。
もっと詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

続けて>=1000000,と入力します。

次に2つ目の条件である「利益率が20%以上」を設定していきます。

カーソルを「C2セル」に合わせたらF4キーを2度押して列の絶対参照を付けます。
*パソコンによってはFnキーを押しながらF4キーを押す必要があります。

続けて>=20)と入力したらTabキーを押して「書式」に移動しEnterキーを押します。

すると、セルの書式設定が開くので「塗りつぶし」から「青」を選択し、「OK」をクリックします。

プレビューで書式が「青」になっていることを確認したら「OK」をクリックします。

「売上が100万円以上かつ利益率が20%以上」を満たしている「商品A」の背景が青で塗りつぶされました。

OR関数で複数の条件を設定する方法

2つ目はOR関数を使い複数の条件を設定する方法です。
OR関数とは設定した条件のうちどれか1つでも条件を満たしているかを判断する関数です。

実際に以下の表を使って「売上が100万円以上または利益率が20%以上」の場合は背景が青色になるように設定していきます。

まず条件を設定する「A2~C4セル」を範囲選択します。

「A2セル」にアクティブセルを合わせたらCtrlキーとShiftキーを押したままキー、キーを押して範囲を選択します。

範囲を選択したらAltキー、Hキー、Lキー、Nキーを順番に押します。
すると「新しい書式ルール」が表示されるので「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択します。

続いて条件を入力していきます。
まず=OR(と入力します。

一つ目の条件である「売上が100万円以上」を設定していきます。

カーソルを「B2セル」に合わせたらF4キーを2度押して列の絶対参照を付けます。
*パソコンによってはFnキーを押しながらF4キーを押す必要があります。

続けて>=1000000,と入力します。

次に2つ目の条件である「利益率が20%以上」を設定していきます。

カーソルを「C2セル」に合わせたらF4キーを2度押して列の絶対参照を付けます。
*パソコンによってはFnキーを押しながらF4キーを押す必要があります。

続けて>=20)と入力したらTabキーを押して「書式」に移動しEnterキーを押します。

すると、セルの書式設定が開くので「塗りつぶし」から「青」を選択し、「OK」をクリックします。

プレビューで書式が「青」になっていることを確認したら「OK」をクリックします。

売上が100万円以上で利益率も20%以上を満たしている「商品A」と、利益率が20%以上を満たしている「商品B」の背景が青で塗りつぶされました。

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