データを並び替える
昇順に並び替える:(フィルタをつけて)Alt&↓+↓+Enter
降順に並び替える:(フィルタをつけて)Alt&↓+↓+↓+Enter
補足:フィルタをつける
Ctrl&Shift&L
またはAlt+A+T
おすすめしない方法
Alt+A+S+S(Alt+D+S)
あいうえお順に並び替える
(フィルタをつけて)Alt&↓+↓+Enter
※昇順に並び替えれば「あいうえお順」になります
リスト化したデータを一時的に並べ替えたいときには、フィルタ機能が便利です。
この記事ではExcelCamp講師が研修で実際に説明している手順に沿って、解説いたします。
「データ」メニューの中に「並び替え」という機能はありますが、実務でよく使う方にはおすすめできません。
この記事では圧倒的に便利な「オートフィルタ機能」による並び替えの方法を紹介します。
エクセルのリストを並び替える手順とショートカット
データを並び替えるショートカット
昇順に並び替える:(フィルタをつけて)Alt&↓+↓+Enter
降順に並び替える:(フィルタをつけて)Alt&↓+↓+↓+Enter
補足:フィルタをつけるショートカット
Ctrl&Shift&L
またはAlt+A+T
まずデータを並び替えたいリストを選択します。
範囲選択はA2セルから、CtrlキーとShiftキーを押しながら↓キーと→キーを1回ずつ押します。
ショートカットによるワープ選択の技術はこちらの記事にまとめています。
選択ができたらCtrlキーとShiftキーを押しながらLキーを押してオートフィルタをつけます。
※もしくはAltキー、Aキー、Tキーを順番に押す
注意点ですが、フィルターで並び替えた後に「元の並び順に戻したい」場合は、上の図のように「No」列を追加しておくことをおすすめします。
①No列を昇順に並び替える
②フィルタを解除する(再度Ctrl&Shift&L)
この手順で元の並び順に戻すことができます。
リストを昇順に並び替えるショートカット
昇順に並び替える
小さい順(1、2、3、…の順)に並び替える。
Alt&↓+↓+Enter
またはAlt&↓+S
※覚え方:Small(小さい順)のS
リストを昇順に並び替えるショートカットは上記のとおりです。
例えば「商品数」を昇順に並び替えてみます。
「商品数」と書かれたセルを選択して、Altキーを押しながら↓キーを押します。
オートフィルターのタブを開くことができます。
昇順並び替えは一番上の項目にあります。
昇順を選択するには、↓キーを1回押してEnterキーを押す。
商品数を昇順(小さい順)に並び替えることができました。
リストを降順に並び替えるショートカット
降順に並び替える
大きい順(…、3、2、1の順)に並び替える。
Alt&↓+↓+↓+Enter
またはAlt&↓+O
※覚え方:大きい順のO
リストを降順に並び替えるショートカットは上記のとおりです。
例えば「売上」を昇順に並び替えてみます。
「売上」と書かれたセルを選択して、Altキーを押しながら↓キーを押します。
降順並び替えは上から2番目の項目にあります。
降順を選択するには、↓キーを2回押してEnterキーを押す。
売上を降順(大きい順)に並び替えることができました。
フィルター操作は
・データの並び替え
・データの絞り込み
に便利な機能です。すべてショートカットで簡単に操作ができるため実務上も効率の良い方法となります。
Excelリストを「あいうえお順」に並び替える方法
あいうえお順に並び替える
(フィルタをつけて)Alt&↓+↓+Enter
※昇順に並び替えれば「あいうえお順」になります
リストをあいうえお順に並び替えたい場合は昇順に並び替えればOKです。
フィルターをつけた後、Alt&↓+↓+Enterであいうえお順にできます。詳しくはこちらの見出しをご確認ください。
「昇順」の機能は「数字を小さい順に並び替える」だけではなく、文字を「abc順」「あいうえお順」に並び替えることもできます。
ただし「漢字」だけは例外です。
漢字をよみがな順に並び替えたい場合は、PHONETIC関数でよみがなを表示させるか、1つずつふりがなの設定をするしかありません。
補足:漢字を好きな順番に並べる方法
例えば都道府県など、あいうえお順ではなく任意の順番に並び替えたいときには、「01_〇〇」と先頭に数字を入力する方法があります。
数字の順番で昇順・降順に並び替えられるので、好きな順番に並べることができます。
オートフィルターではなく「並べ替え機能」を使う方法も解説
並べ替え機能は、「ホーム」タブの中にあります。
下記、並べ替え機能の一覧です。
機能 | ルール | 結果 |
---|---|---|
昇順 | 小さい順から大きい順に並べ替える | 数字:0→9 日本語:あいうえお順 アルファベット:A→Z |
降順 | 大きい順から小さい順に並べ替える | 数字:9→0 日本語:あいうえお順の逆 アルファベット:Z→A |
ユーザー設定の並べ替え | ユーザーの好きな設定で並べ替える | セルの値だけでなく、色や書式も指定可能 複数の列を並べ替え条件に指定できる |
昇順・降順で並べ替える方法
並べ替えは下記のショートカットキーで行えます。
ショートカットキー
昇順に並べ替え:Alt+H+S+S(Small順のS)
降順に並べ替え:Alt+H+S+O(大きい順のO)
まず並べ替えたい項目のセルを1つ選択します。
今回は「主要取引先」を基準に並べ替えてみましょう。
B列の任意のセルに移動します。
Altキー、Hキー、Sキーを順番に押して、「並べ替えとフィルター機能」を開きます。
昇順にしたいときは、最後にSキーを押しましょう。
「主要取引先」が昇順になりました。
降順にしたいときはAltキー、Hキー、Sキーに続けてOキーを押しましょう。
ユーザー設定の並べ替えの使い方(複数条件で並べ替えに使用)
複数条件で並べ替えたいときは、「ユーザー設定の並べ替え」を使います。
例えば次のデータを「名前」で昇順、次に「単価」で昇順に並べ替えてみます。
データ内のセルを1つ選択した状態で、Altキー、Hキー、Sキー、Uキーを順番に押すと、並べ替えボックスが開きます。
初期値では「先頭行をデータの見出しとして使用する」にチェックが入った状態になっています。
データの先頭行が項目名になっている場合はそのまま並べ替えをしましょう。
「最優先されるキー」に「名前」に関する条件を指定したら、「レベルの追加」を押します。
「次に優先されるキー」が追加されるので、「単価」に関する条件を指定しましょう。
※「並べ替えのキー」「順序」は既に入力された状態になっています。
順序が大きい順、小さい順と表示されることがありますが、
小さい順=昇順
大きい順=降順
です。
並べ替え条件の指定ができたら、Enterキーを押します。
セルやフォントの色で並べ替えも可能
「並べ替えのキー」で、セルの色やフォントの色を指定して並べ替えもできます。
好きな順序で並べ替える方法
並べ替えボックス内の、「順序」の中にある「ユーザー設定リスト」で指定可能です。
「新しいリスト」を選んだ状態で、「リストの項目」に好きな順序を指定します。
OKをクリックして並べ替えボックスに戻り、さらにOKをクリックするかEnterキーを押します。
指定した条件で並び替えができました。
Excelリストを並び替える際の注意点2つ
並び替えを行う際の注意点として、次の2つを覚えておくと便利です。
- データNoを振ってから並び変える
- 先頭に数字を入れる
注意点1:データNoを振ってから並び変える
並び替えをしてしまうと、元の順番に戻すことができません。
最初の並び順にいつでも戻せるように、データの左端に「No.」の列を作っておくことがおすすめです。
注意点2:先頭に数字を入れる
データの先頭に数字を入れるようにすると、並べ替えがうまく機能しないトラブルを回避できます。
50音順での並べ替えがうまく機能しない理由で最も多いのは、
「入力時に正しい読み方で入力していなかったから」です。
エクセルは入力時の読み方を基準に並び替えます。
読み方と入力内容が違うと、正しい順序で並ばなくなってしまうのです。
データの先頭に数字を入れておくと、読み方に関わらず並べ替えができます。
任意の順番で並べたいときにも、数字を振っておくと便利です。
数字は00から始まる2桁で入れるようにすると、
データ数が増えても対応しやすいですよ!
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