自然対数の底「e」の求め方
=EXP(1)
※自然対数のe(ネイピア数)を求める
※e=2.718281828…
自然対数の求め方
=ln(数値)
※「log e 数値」の値を表示する
※自然対数:底がeの対数
常用対数の求め方
=LOG10(数値)
※「log 10 数値」の値を表示する
※常用対数:底が10の対数
その他の対数の求め方
=LOG(数値, 底)
※「log 底 数値」の値を表示する
Excel(エクセル)で、ネイピア数のe、自然対数、常用対数、対数を求めるときには専用の関数を使うと便利です。
この記事ではExcelCamp講師が研修で実際に説明している手順に沿って、解説いたします。
自然対数の底「e(ネイピア数)」を求める関数
e(ネイピア数)を求める関数
=EXP(1)
自然対数の底である「e(ネイピア数)」を求めるには、以下のように関数を書きます。
Enterキーを押すと、ネイピア数「2.718281828…」が結果として表示されます。
EXP関数は、eを底とする数値のべき乗を表示する関数です。
例えば=EXP(2)と書くと、log e X=2となるXの値を表示します(X=eの2乗)。
そのため=EXP(1)と書けば、log e X=1⇔X=eとなるので、eの値を求めることができます。
自然対数を求める関数(底がeの対数)
自然対数を求める関数
=LN(数値)
底がeの対数を「自然対数」といい、LN関数で求めることができます。
対数を求めることができるLOG関数を使っても書くことができますが、
=LOG(数値,EXP(1))とやや式が面倒なるため、LN関数を使ったほうが便利です。
常用対数を求める関数(底が10の対数)
常用対数を求める関数
=LOG10(数値)
底が10の対数を「常用対数」といい、LOG10関数で求めることができます。
または、LOG関数の「底」を省略して書いても常用対数を求めることもできます。
常用対数に関しては、=LOG10(数値)と=LOG(数値)どちらで書いても効率はほとんど変わりません。
ただ第三者が式を見た時に理解しやすいという観点でLOG10関数で書いていたほうがメリットはあります。
その他の対数を求める関数
対数を求める関数
=LOG(数値, 底)
底がe、10以外の対数を求めるときにはLOG関数を使います。
底にEXP(1)を入れれば自然対数、10を入れれば常用対数を求めることもできますが、それぞれLN関数、LOG10関数を使ったほうが効率的です。
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