π(パイ)の計算
①PI関数
=PI()
・πの値「3.141592…」を小数点14位まで表示する
②SQRTPI関数
=SQRTPI(数値)
・「数値×π」の平方根の値を表示する
Excel(エクセル)上で円周率π(パイ)の計算をするにはPI関数を使います。
これらを使うことで円の面積や球の体積を求めることが可能です。
この記事ではExcelCamp講師が研修で実際に説明している手順に沿って、解説いたします。
PI関数の使い方
PI関数の使い方
=PI()
PI関数は、=PI()と書くことで円周率の値「3.141592…」を小数点以下14位まで表示してくれる関数です。
Enterキーで確定させることで、円周率が表示されます。
=3*πのように直接πの記号を書いても#NAME?のエラーが出てしまうため、円周率はPI関数で書く必要があります。
円周を求める方法
円周を求める公式
直径×π
=直径*PI()
Excelで円周を求めるにはこのように式を書きます。
円の面積を求める方法
円の面積を求める公式
半径×半径×π
=半径*半径*PI()
Excelで円の面積を求めるにはこのように式を書きます。
もしくは累乗の記号である^を使って以下のように書くこともできます。
球の体積を求める方法
球の体積を求める公式
(半径×半径×半径×π)×4/3
=半径*半径*半径*PI()*4/3
Excelで球の体積を求めるにはこのように式を書きます。
もしくは累乗の記号である^を使って以下のように書くこともできます。
球の表面積を求める方法
球の表面積を求める公式
4×半径×半径×π
=4*半径*半径*PI()
Excelで球の表面積を求めるにはこのように式を書きます。
もしくは累乗の記号である^を使って以下のように書くこともできます。
楕円の面積を求める方法
楕円の面積を求める公式
長径×短径×π
=長径*短径*PI()
Excelで楕円の面積を求めるにはこのように式を書きます。
楕円体の体積を求める方法
楕円体の体積を求める公式
(半径1×半径2×半径3×π)×4/3
=半径1*半径2*半径3*PI()*4/3
Excelで楕円体の体積を求めるにはこのように式を書きます。
発展:πの平方根を求めるSQRTPI関数
「πの平方根(√π)」は、数学や物理学の分野で公式内によく出てきます。
Excelで計算する際にはSQRTPI関数という特殊な関数を使うと便利です。
SQRTPI関数
=SQRTPI(数値)
「数値×π」の値を平方根した値を表示する
平方根(ルート)を求めるSQRT関数とπの値を表示するPI関数が合わさった関数です。
使用頻度は多くありませんが、使う機会がある方は覚えておくと便利です。
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