相関係数の求め方
=CORREL(数値範囲1, 数値範囲2)
相関係数と相関度合い
相関係数の値(r) | 相関度合い |
---|---|
0.7≦r≦1.0 | 強い正の相関 |
0.4≦r≦0.7 | 正の相関 |
0.2≦r≦0.4 | 弱い正の相関 |
-0.2≦r≦0.2 | 相関がない |
-0.4≦r≦-0.2 | 弱い負の相関 |
-0.7≦r≦-0.4 | 負の相関 |
-1.0≦r≦-0.7 | 強い負の相関 |
Excelで相関係数を求めて2つの数値に関連性があるか判断したい場合は、CORREL関数を使います。
この記事ではExcelCamp講師が研修で実際に説明している手順に沿って、解説いたします。
相関係数を求めるCORREL関数の使い方
CORREL関数の書き方
=CORREL(数値範囲1, 数値範囲2)
例えば、ある中学校の生徒の「英語の点数」と「国語の点数」に相関があるか調べてみます。
以下のような点数表があったとします。
相関係数を求めるには、CORREL関数を使って以下のように記述します。
=CORREL(数値範囲1, 数値範囲2)
=CORREL(C5:C11, D5:D11)
・数値範囲1:C5:C11(国語の点数)
・数値範囲2:D5:D11(数学の点数)
最後にEnterキーを押すと相関係数が計算できます。
相関係数の値は、以下の表に沿って判断してください。
今回は「0.4≦r≦0.7」の範囲に相関係数があるので「正の相関がある」といえそうです。
相関係数の値(r) | 相関度合い |
---|---|
0.7≦r≦1.0 | 強い正の相関 |
0.4≦r≦0.7 | 正の相関 |
0.2≦r≦0.4 | 弱い正の相関 |
-0.2≦r≦0.2 | 相関がない |
-0.4≦r≦-0.2 | 弱い負の相関 |
-0.7≦r≦-0.4 | 負の相関 |
-1.0≦r≦-0.7 | 強い負の相関 |
補足:相関係数の計算式
相関係数は通常、上の式で求めます。
国語の点数と数学の点数の「共分散」を「それぞれの標準偏差を掛けた値」で割っています。
Excelを使っているとはいえ、このような煩雑な計算を行うのは大変ですよね。
CORREL関数を使うことで、相関係数の計算をかなり簡単にできていることがわかります。
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