Excel(エクセル)で番号を自動で表示させる方法と自動更新される番号の入力方法

Excel(エクセル)で番号を自動で表示させる方法を4種類と、SEQUENCE関数とROW関数を組み合わせて行数が増減しても自動更新される番号の入力方法を解説します。

この記事ではExcelCamp講師が研修で実際に説明している手順に沿って、内容を解説いたします。

ExcelCampはExcel初心者・苦手な方のための研修です。
・たった1日でExcel操作が「激変」します。
・講義中に反復練習するから、その場でExcelが得意になります。
・延べ10,000名以上が参加し、満足度は9.71(10点満点)です。

目次

Excelで番号を自動で入力する方法1:Alt+E+I+Sで入力する

①から④まで順番に押します

一番おすすめの方法をご紹介します。
数値の連続データを入力できるショートカット(Alt+E+I+S)を使う方法です。
NOの部分に1から5の番号を表示させる方法で解説します。

はじめにB2セル1と入力します。

次にB2セルからB6セルまでを選択します。

Altキー、Eキー、Iキー、Sキーを順番に押します。

「連続データ」ボックスが出ます。

このまま何も操作はせずEnterキーを押せば、選択した範囲に自動で番号を振ることができます。

 

ExcelCamp講師 野沢先生

ショートカットの覚え方
Alt+E+I+S
ええ感じで(E)いっこずつ(I)数字増やす(S)

注意点

行挿入した場合は、基準となる数字から番号を表示したい範囲までを選択して上書き更新が必要です。

たとえば以下のように、4行目に行を挿入した場合で説明します。

B3セルからB7セルを選択して、Altキー、Eキー、Iキー、Sキーを順番に押し、Enterキーを押します。

番号を振り直すことができました。

セル選択する際はマウスを使わず、キーボードで操作しましょう。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

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Excelで番号を自動で入力する方法2:ROW関数を使う

ROW関数
セルの行番号を表示する関数。

書き方:=ROW()

二番目におすすめの方法は、ROW関数(ロウ関数)を使う方法です。ROWは「行」という意味で、セルの行番号を表示できる関数です。

書き方は簡単で、=row(と入力してEnterキーを押します。

何も入力せずEnterキーを押します。

ExcelCamp講師 野沢先生

B2セルに式を書いているので、「2」が表示されます。

ただこれだと「1」から連番を振れないので、以下のように工夫します

=ROW()の後ろに-1と入力しEnterキーを押します。

これで無事「1」を表示できました。

最後にB2セルからB6セルを選択します。

数式を下にコピーするショートカットのCtrlキーを押しながらDキーを押すと、自動で1から5まで番号を表示できます。

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Excelで番号を自動で入力する方法3:1つ上のセル+1

次は=1つ上のセル+1で番号を表示させる方法です。NOの部分に1から5の番号を表示させる方法を解説します。

まずB2セル1と入力します。

B3セル=を入力し、B2セルを選択後、+1と入力してEnterキーを押します。

B3セルに2が表示できました。

B3セルからB6セルを選択し、数式を下にコピーするショートカットのCtrlキーを押しながらDキーを押します。

NOを1から5まで表示できました。

行挿入した場合は、行を増やした一つ上のセルから番号を表示したい範囲までを選択して上書き更新が必要です。4行目に行を挿入した場合で説明します。

B3セルからB7セルを選択して、数式を下にコピーするショートカットのCtrlキーを押しながらDキーを押します。

番号を振り直すことができました。

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・たった1日でExcel操作が「激変」します。
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Excelで番号を自動で入力する方法4:SEQUENCE関数を使う

SEQUENCE関数(シークエンス関数)

等差数列を作る関数。

書き方:=SEQUENCE(行,[列],[開始],[目盛り])
対応バージョン:Office2021以降、Office 365 

最後はSEQUENCE関数で番号を表示する方法です。Office2021以降に対応している関数ですので、ご自身のPCを確認してからご利用ください。

NOの部分に1から5の番号を表示させる例で解説します。

はじめに半角に変更します。

B2セル=seqと入力してTabキーを押します。

5と入力してEnterキーを押します。

NOを1から5まで表示できました。

SEQUENCE関数はスピル(1つの数式を入力したセルから、複数のセルの結果をまとめて取得できる機能)を利用している関数なので、NO1から5はスピル範囲と呼ばれ、行挿入はできません。

行を増やしたい場合は、B2セルに入力されているSEQUENCE関数()の中の数字を変えます。

実際にやってみます。()の中の数字を5から7に変更すると、NO1から7までを表示できました。

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応用:SEQUENCE関数とROW関数を組み合わせて自動更新される番号を入力

ここからは「一度番号を表示したら、行数が変わっても自動更新される方法が知りたい。」という方のために、SEQUENCE関数ROW関数を組み合わせて、自動更新される番号を入力する方法をご紹介します。NOの部分に1から5の番号を表示させる例で解説します。

はじめにB2セル=seqと入力し、Tabキーを押します。

次にrowと入力し、Tabキーを押します。

(を入力した後、B7セルを選択します。

)-2)と入力してEnterキーを押します。

NOを1から5まで表示できました。

SEQUENCE関数ROW関数を組み合わせると、行を挿入しても、削除しても自動で番号を更新してくれます。3、4行目に行を挿入してみると、自動で2,3と番号を表示してくれ、5行目以降の数字も更新してくれました。

ここからは、自動更新される仕組みを解説します。B2セルに入力したSEQENCE(ROW(B7)-2)ROW(B7)が自分がいる行数の「7」を返してくれるので「7-2」となり、1から5までの連番を振ってねというSEQENCE(5)と同じ意味の指示になります。

後から3、4行目に行挿入した場合、はじめに指定したB7セルB9セルに押し出されるため、自動的に表示される番号も、1から5ではなく1から7に更新されます。この方法で入力すると、行が増減しても、基準に設定したセルの行も増減するので再計算され、自動更新が可能です。

自動更新される番号を使えば、はじめだけの入力で済むので、行数が変わっても書き換える手間がなく、作業効率を上げることができます。

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