Excelの掛け算の方法を解説します。基本的には*(アスタリスク)を使います。PRODUCT関数という掛け算専用の関数もご紹介しますが、実務で使う機会は少ないので、この記事を流し読みしておくだけでOKです。
この記事ではExcelCamp講師が研修で実際に説明している手順に沿って、内容を解説いたします。
エクセルで掛け算(かけ算)をするための数式の使い方
掛け算に使う記号:*(半角アスタリスク)
エクセルで掛け算を計算するためには*(アスタリスク)を使います。
・2×3
・5×10
など「×」マークはエクセルでは使用できません。
代わりに*(アスタリスク)を使い
・2*3
・5*10
と書きます。
*(アスタリスク)は、Shiftキーを押しながら:(半角コロン)キーを押します。
エクセルの掛け算には
- 数値をセルに直接入力する
- セルを選択する
- セルと数値を掛け算する
- 「掛け算貼り付け」をする
方法があります。
数値をセルに直接入力する方法
ここでは「3×5=15」を例に説明します。
はじめに半角キーを押して半角に設定します。
半角になっているかタスクバーの端に表示されている、入力モードのボタンを確認をします。
掛け算を入力したいセルを選択し、Shiftキーを押しながら=(イコール)キーを押します。
3*5と入力します。*(アスタリスク)はShiftキーを押しながら:(半角コロン)キーを押します。
答えが15と求められました。
セルを選択する方法
D3セルを選択し、Shiftキーを押しながら=(イコール)キーを押します。その次にB3セルを選択します。
Shiftキーを押しながら:(半角コロン)キーを押し、次にC3セルを選択します。
答えを導き出せました。
セルと数値を掛け算する方法
セルと数値を掛け算することもできます。消費税10%を含んだ税込み価格を計算する例で説明します。
税込み価格を求める式:税込み価格=本体価格×(1+消費税率)
C3セルに入力されている式:=B3*(1+0.1)
※Excelも算数と同じで掛け算から優先的に計算されるので、足し算を()で囲むことを忘れないようにしましょう。
税込み価格を求めることができました。
「掛け算貼り付け」をする
コピペの機能で「コピーした数値を貼り付け先の数字に掛ける」という機能があります。今回は「休日在庫数をすべて2倍にする」という例で説明します。
E3セルを選択して、
Ctrlキーを押しながらCキーを押し、値をコピーします。
休日在庫数をすべて選択し、
AltキーとEキーとSキーを順番に押して、「形式を指定して貼り付け」ボックスを開きます。
値(V)と乗算(M)のチェックボックスにチェックを入れるために、Vキーと、Mキーを順番に押してEnterキーで確定です。
休日在庫数がすべて2倍になりました。
休日在庫数を選択するとき、マウスを使いましたか?
マウスは使わずキーボードだけで選択できると、スピードが爆上がりします。
ぜひ、以下の記事を読んで選択をマスターしましょう!
PRODUCT関数で掛け算をする方法
掛け算ができるPRODUCT関数(プロダクト関数)ですが、正直な所、日常の業務で使う場面は少ないです。こんな関数があるんだなと覚えておく程度で大丈夫です。5個以上の数値を掛け算したいというときに役立ちます。
はじめに、セルに=proと入力し、↓キーを一度押してPRODUCTにカーソルを合わせます。
Tabキーを押すことで=PRODUCT(と自動で入力されます。
掛け算したいセルを全て選択します。
最後にEnterキーを押せば、全ての値を掛けた結果が出せます。
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