エクセルのテーブルを解除して、元の表に戻したいのに、解除の方法が分からず困ってはいないでしょうか。この記事ではテーブルの解除方法や書式の解除方法、テーブルの使い方についてまとめました。
ExcelCamp講師が研修で実際に説明している手順に沿って内容を解説いたします。
テーブルとは?
エクセルのテーブルとはデータを管理する際に便利な機能で、上手く使えば業務の効率化を図ることができます。
テーブルにはフィルターが自動で付与されたり、数式や関数が自動で拡張されたりするなどの機能が付いています。
テーブル機能が付いているときは、表にカーソルを合わせると「テーブルデザイン」のタブが表示されます。
【2パターン】テーブルを解除する方法
ここではテーブルを解除する方法について解説していきます。
解除のパターンは以下の2つ
- 書式はそのままでテーブルだけを解除する
- 書式とテーブルを解除する
順に説明します。
解除方法1:書式はそのままでテーブルだけを解除する
テーブルを解除する方法の1つ目は、書式を残したままテーブルだけを解除する方法です。
テーブルの解除はタブの中から「範囲に変換」を選ぶ必要があるため、少しややこしいです。
ショートカットキーを使うことをおすすめします。
テーブルを解除するショートカットキーはAlt+J+T+Gです。
以下の表はテーブル機能が付いている表です。
この表からテーブル機能だけを解除していきます。
まずテーブル内にアクティブセルを移動させます。
テーブル内であれば、どのセルでも構いません。
*タブの右端に「テーブルデザイン」が表示されれば大丈夫です。
「テーブルデザイン」が表示された状態で、Altキー、Jキー、Tキー、Gキーを順番に押します。
すると「テーブルを標準の範囲に変換しますか?」と表示されるので、そのままEnterキーを押します。
書式はそのままでテーブル機能だけが解除されました。
タブの「テーブルデザイン」の表示もなくなっています。
解除方法2:書式とテーブルを解除する
2つ目の解除方法は、書式を解除してからテーブルを解除する方法です。
テーブルの書式を解除したい場合、テーブルを解除する前に書式を解除するのがおすすめです。
テーブルを解除した後に書式を解除しようとすると、手間がかかり過ぎて非効率です。
書式の解除もショートカットキーを使うことで、簡単に解除することができます。
書式を解除するショートカットキーはAlt+J+T+S+Cです。
今回は以下の表から書式とテーブルを解除していきます。
最初に書式を解除します。
書式を解除すると、テーブルに変換する前の状態に戻ります。
従ってテーブルに変換する前に設定してあった書式はそのまま残ります。
まずテーブル内にアクティブセルを合わせます。
タブに「テーブルデザイン」が表示されていることを確認したら、Altキー、Jキー、TキーSキー、Cキーを順番に押します。
テーブルに変換する前の状態に戻りました。
続いてテーブルを解除していきます。
テーブル内にアクティブセルを合わせたらAltキー、Jキー、Tキー、Gキーを順番に押します。
すると「テーブルを標準の範囲に変換しますか?」と表示されるので、そのままEnterキーを押します。
テーブルが解除されました。
表をテーブルへ変換する方法
ここでは表をテーブルに変換する方法について解説していきます。
ショートカットキーを使えば、簡単にテーブルへ変換することができます。
テーブルに変換するショートカットキーはCtrl&Tです。
では実際に以下の表を、テーブルに変換していきます。
まずテーブルに変換する表の範囲を選択します。
選択したらCtrlキーを押したままTキーを押します。
すると「テーブルに変換するデータ範囲を指定してください」とのメッセージが出ますので、選択範囲が間違いないかを確認してEnterキーを押します。
表がテーブルに変換されました。
テーブルの使い方
最後にテーブルの使い方について解説していきます。
テーブルの基本的な使い方は以下の3つ
- テーブルの名前の付け方
- スライサーの挿入
- 数式を入れて自動で反映させる
順に解説していきます。
1:テーブルの名前の付け方
テーブルを作成すると、自動的に「Table1」や「Table2」などの名前が付けられます。
テーブルをわかりやすい名前に変更することで、管理がしやすくなります。
名前を変更するショートカットキーはAlt+J+T+Aです。
ここから名前を変更する手順を説明していきます。
最初にテーブル内にアクティブセルを移動させて「テーブルデザイン」タブを表示させます。
「テーブルデザイン」を表示させたら、Altキー、Jキー、Tキー、Aキーを順番に押します。
すると、テーブル名を変更する画面が表示されるので、好きなテーブル名を入力したら完了です。
2:スライサーの挿入
ここでは、スライサーの挿入方法について解説していきます。
スライサーとはデータをフィルタリングするための機能のことです。
「カテゴリーごとの売上データが見たい」ときや「担当者別の売上を確認したい」といった場合にスライサーを使うことで、簡単に絞り込みをすることができます。
スライサーもショートカットキーから挿入することができます。
スライサー挿入のショートカットキーはAlt+J+T+Eです。
今回は以下のテーブルにスライサーを挿入します。
まずテーブル内にアクティブセルを移動します。
移動したらAltキー、Jキー、Tキー、Eキーを順番に押します。
するとスライサーの挿入画面が開くので、スライサーを挿入したい項目をクリックしてチェックを入れます。
今回はすべての項目にチェックを入れます。
チェックを入れたらEnterキーを押します。
スライサーが挿入されました。
絞り込みをしたいときは、各項目をクリックすることで絞り込むことができます。
例えば「電化製品」だけを表示させたいときは、「電化製品」をクリックします。
再び「家具」と「家電」も表示させたいときは、Ctrlキーを押したまま「家具」と「家電」をクリックします。
3:数式を入れて自動で反映させる
テーブルは、数式を1つ入力することで、自動的に他の行にも反映されるようになっています。
手作業で数式をコピー&ペーストする必要がないため、作業の効率化を図れます。
以下の表の「E3セル」に数式を入力して「E4~E7セル」に自動で反映させていきます。
まず「E3セル」に「値段×販売数」の数式を入力します。
「E3セル」にアクティブセルを移動して、Shiftキーを押したまま=キーを押します。
続けて←キーを2度押して「C3セル」を選択し、*と入力します。
今度は←キーを押して「D3セル」を選択してEnterキーを押します。
「売上金額」の列全体に自動的に計算結果が表示されました。
新たに行を追加しても数式は反映されます。
8行目に「商品F」を追加し、「値段」と「販売数」を入力してみます。
自動的に「売上金額」が表示されました。
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